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「宇宙出産」プロジェクトは2024年に実現?

Posted by moonrainbow on 20.2019 宇宙出産   0 comments   0 trackback
人類の生き残りをかけて、妊婦を宇宙に打ち上げ、世界初となる宇宙出産を行うプロジェクトは2024年に打ち上げ予定

宇宙でのお産実験

科学の名のもとに、妊婦を地上から400キロの宇宙に打ち上げ、世界初となる宇宙出産を行おうとプロジェクトが発足しました

 このプロジェクトは、オランダに本社があるスタートアップ企業「スペースライフ・オリジン(SpaceLife Origin)」が始めたものです

 地上から400キロというと、国際宇宙ステーションとほぼ同じ距離である。このプロジェクトは2024年に実施される予定だという

人類の生き残りをかけて、宇宙出産ができるのか実験

 地球を取り巻く環境は常に変化しています。人間が地球に暮らせなくる日がいつか来るでしょう。それは遠い未来の話ではないかもしれないのです

 であれば、人類存続をかけ、宇宙空間であれ別の惑星であれ、地球以外の場所に新天地を求める必要がでてくるかもしれません

 しかしこの脱出行を行うには、まずそもそも宇宙空間で子供を産めるのかどうかを確かめねばならないのです。スペースライフ・オリジン社の狙いもここにあります

 あまりにも突き抜けたアイデアに思えるかもしれませんが、人類の長期的な生存はこれにかかっていると同社は考えています

 スペースライフ・オリジン社の幹部の1人によると、宇宙でのお産の研究は人類にとって保険のようなものだという事です

宇宙でのお産実験1
image credit:spacelifeorigin

宇宙でのお産実験を2024年に予定

 未だ人が住める惑星が地球以外に見つかっていないのだとしても、我々自身の生存を懸けて宇宙で子供を作る方法を明らかにせねばならなりません

 同社は今後5年でいくつもの先駆的な実験を実施する計画で、その中で最重要とされる実際の宇宙でのお産は2024年に予定されています
 
 すでに妊婦を宇宙へ連れて行ってくれそうな宇宙関連会社数社とコンタクトが図られ、実験資金を提供してくれるスポンサーも見つかっているという事です

 さらに人類史上初となる宇宙で母になる女性とも協議が行われています

宇宙での出産に伴うリスク

 しかし、仮に資金とロケットと妊婦を確保できたとしても、実験は危険を伴うものです

 出産を間近に控えた妊婦を宇宙に連れて行くだけでも難しそうだというのに、母体だけでなく、子供の安全まで心配しなくてはならないのです

宇宙でのお産実験2

 宇宙へ打ち上げられる宇宙飛行士は、ロケットが軌道に到達するまでの間、地上の3倍という重力を体に受けます

 場合によってはその3倍もの重力が加わることにより、それが母体や胎児にどのような影響を与えるのか誰にも分からないのです

 これまで人間の出産が宇宙で行われたことはないものの、ラット・魚・トカゲ・無脊椎動物などでなら実験されています

 たとえば1990年代、スペースシャトルのミッション中にラットに出産させた実験があります。だが、このときの子供はすべて、「前庭系」という耳の中にあってバランス感覚や方向感覚を司る器官が未発達でした

 しばらくするとバランス感覚は回復したものの、この結果から子供には重力が必要なのだろうと推測されています

 重力がない状態ではほかにも問題があります。母親は子供を産道から押し出すために重力の助けを借りることができないでしょうし、出産の痛みを緩和する硬膜外麻酔の使用も難しくなります

 さらにお産のときの体液が分娩室を浮遊するといったトラブルも生じるかもしれません

宇宙でのお産実験3

無事に地球まで帰還できるのか問題

 仮にこの歴史的な出産の旅に世界最高クラスの産婦人科チームが同行して、首尾よく元気な赤ちゃんが生まれたとしても、それで終わりではないのです——そこからさらに地上まで帰還せねばならないからです

 現時点において、宇宙から地上に帰還するということは、大気の中をガタガタと揺さぶられながら猛スピードの自由落下で落ち続け、どこかの砂漠やら海やらにパラシュートで着陸するということを意味しています

 生まれたばかりの子供と出産で疲弊した母親にふさわしいものとはとても言えないのです

 それにも無事耐えたとして、宇宙で生まれた子供の出生証明はどうするのだろうか?宇宙で生まれた場合、宇宙人となるのでしょうか?

それでも実験をする意義

 スペースライフ・オリジンも実験にはいくつもの不確定要素があることを認めています

 しかし、だからこそ宇宙で出産し、その答えを確かめるべきだというわけなのです。必要なことであれば、きちんとした環境で実際にやってみるべきなのです

 それに同社がやらなくても、いずれ別の誰かが実験を試みることでしょう

どちらにしろ、いつかはやられるでしょう。ならば私たちがきちんと公開された透明な状況で行うべきでしょう。誰かがこっそりとやったとして、そのことが発覚したとしても、後の祭りですから。(スペースライフ・オリジン顧問 Gerrit-Jan Zwenne氏)

2019年01月11日
カラパイアより
 

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