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人間は宇宙で子供を作れるのか?

Posted by moonrainbow on 03.2023 天宮号宇宙ステーション   0 comments   0 trackback
宇宙にサルを送り子作りができるかどうかを確かめる実験が行われる

サルが乗り込む

宇宙でサルの交尾実験
 
つい先日主要な構造が完成した中国の「天宮号宇宙ステーション」に、サルが乗り込むことになるかもしれない。その目的は、サルが宇宙で子供を作れるか確かめることだ。

 『サウスチャイナ・モーニング・ポスト』の報道によると、この生殖実験は天宮最大の実験モジュール「問天」で行われる予定だという。

 サルに実験台になってもらうことで、宇宙のような微重力空間で人間が子作りするのが可能なのかを確認したいという


人間は宇宙で子供を作れるのか?
 
人間が宇宙で子供を作れるかどうかは、何十年も前から議論されてきた疑問だ。

 1992年、ジャン・デービスとマーク・リーは世界で初めて夫婦として国際宇宙ステーションに滞在した。だがNASAが知る限り、宇宙で性交した宇宙飛行士はいないという。

 英ノッティンガム大学の生殖・発生生理学者アダム・ワトキンス准教授によると、そもそも宇宙での性行為は想像以上に難しいのだそうだ。2020年の『Physiology News Magazine』への寄稿で彼はこう説明している。
まず無重力下では、お互いに密着しているだけで大変です。さらに宇宙では血圧が低くなるため、勃起や興奮を維持することも地球より難しくなります


まだ不足だというなら、宇宙船ではプライバシーがまったくないと申し上げましょう。宇宙飛行士がこっそり2人だけの時間を過ごす部屋などありません

サルが乗り込む1
photo by iStock
 
冷戦時代、こうした難関を乗り越えて、旧ソ連の科学者たちが数匹のマウスを交尾させることに成功したことがある。

 その結果、メス数匹に妊娠の兆候が見られたものの、地球に帰還してから子供は生まれなかった。

 子供が生まれなかった理由について、軌道上では地上の何百倍もの宇宙線に長期間さらされるので、精子や卵子がダメになるのではと、その研究チームは推測している。

 また、無重力が睾丸などの生殖器官を傷つけ、性ホルモンのレベルを大きく低下させるらしいことを示唆した地上の実験もある。

 一方で、もっと楽観的になれるデータもある。国際宇宙ステーションでの長期的な健康診断の結果によると、打ち上げや地球への帰還からしばらくは男性ホルモン「テストステロン」が減少するものの、宇宙での滞在中ほとんどの期間は正常値のままであるそうだ。

 また重力の変化や放射線が人間の精子にほとんど影響を与えないこともわかっている


サルが乗り込む2
天宮号宇宙ステーションを再現したCG / image credit:Shujianyang / WIKI commons

まずは宇宙空間でサルのストレスを軽減させることが大切
 
中国の宇宙ステーション「天宮」の科学研究機器の開発を率いる中国科学院のチャン・ル氏はこう語る。
マウスやマカクザルが宇宙でどのように成長し、子供を作るのか調べる予定です。

こうした実験は、微重力のような宇宙の環境に生物がどう適応するのか、理解を深める手助けになるでしょう
 だが、はたしてサルが中国の研究者に協力してくれるかどうかは神のみぞ知る。宇宙という困難な環境だけでなく、サルがその気になってくれない要因ならいくつも考えられるからだ。

 たとえば、実験用のサルは檻の中で育てられる。匿名の研修者によると、長期間狭い空間に閉じ込められたサルは、元気がなくなり、毛を抜いたり、食事を拒否したりと、いろいろ問題が生じるのだという。

 宇宙ステーションに向かうロケットも、サルにとっては嫌なものだしストレスもたまることだろう。
地上なら、おもちゃや音楽を使ったり、他のサルと遊ばせたりして、パニックになったサルを落ち着かせることもできます

サルをどう面倒見て、安心させておくかは、宇宙飛行士にとって新たな課題でしょう


サルが乗り込む3

 中国は現在、自国のみで宇宙ステーションを運用する唯一の国だ

 11月1日、最後の主要モジュールである「夢天」がドッキングしたことで、天宮の主要構造は完成した。

 3つのモジュールで構成される天宮は、総重量80トンで、最大6人の宇宙飛行士が個室で滞在できる。

 国際宇宙ステーションは2030年に引退が予定されているが、その後天宮は地球軌道における人類最大の基地になることが期待されている


2022年11月08日
カラパイアより

中国宇宙ステーションが完成

Posted by moonrainbow on 14.2022 天宮号宇宙ステーション   1 comments   0 trackback
中国宇宙ステーションが完成

中国宇宙ステーション
宇宙ステーションの再現CG(提供:Wikimedia Commons (Shujianyang/CC BY 4.0))

10月31日に中国宇宙ステーションの実験モジュール「夢天」が打ち上げられ、軌道上の天和、問天とドッキングし、中国独自の宇宙ステーションの基本構造が完成した

中国は、昨年4月30日に独自の宇宙ステーションのコアモジュール「天和(Tianhe)」を打ち上げて、以降中国宇宙ステーション(CSS; China Space Station)の建設を進めてきた。天和は宇宙ステーションの心臓部にあたり、CSSの航行や電気系統などを制御する機能がある、

天和に続いて、宇宙ステーションを構成する2つの実験モジュールのうちの一つ「問天(Wentian)」が今年7月24日に打ち上げられ、軌道上で天和とドッキングした。問天には、科学実験キャビンのほか、コアモジュールのバックアップ機能が備わっており、宇宙ステーションの制御や管理もできる。

残るもう一つの実験モジュール「夢天(Mengtian)」は10月31日に打ち上げられ、約13時間後に天和とドッキングした。続いて11月3日に夢天の位置が動かされ、これによってCSSのT字型の基本構造が出来上がり、組み立てが完了した。

CSSの建設を担ったのは有人宇宙船「神舟」に搭乗した宇宙飛行士たちだ。まず、昨年10月に打ち上げられた「神舟13号」に搭乗した3名の宇宙飛行士が建設作業を進めた。3名は中国の有人宇宙飛行では最長となる183日間の居住を終えて、今年4月に地球へ帰還した。続いて今年6月5日に打ち上げられた「神舟14号」に搭乗した3名の宇宙飛行士が、問天と夢天を宇宙ステーションへ迎え入れるなど一連の作業を行った。

この後CSSでは、基本的な機能試験とその評価が実施される


2022年11月9日
AstroArtsより
 

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