衝突銀河のペア「Arp299A」と「Arp299B」

Posted by moonrainbow on 14.2018 銀河   0 comments   0 trackback
おおぐま座のペア「Arp299B」で宇宙ジェットを観測

Arp299B.jpg

写真は、NASAのハッブル宇宙望遠鏡によって撮影された、約1億3400万光年離れた星座「おおぐま座」に位置する衝突銀河のペアです
 
写真左側がArp299A、右側に位置するものをArp299Bとしています。重ねて描かれているのは、アーティストによるイメージで「潮汐分裂」(Tidal disruption event = TDE)を表わしたものです
 
星同士が接近した際には、このように「TDE」と呼ばれる巨大な破壊現象が起こり、これによってより小さな惑星や衛星は破壊され、「宇宙ジェット」と呼ばれる噴出も見られます。また「宇宙ジェット」はしばしばブラックホールの付近で起こるため、ブラックホールの存在を示すのにも用いられます
 
そして最近、Arp299Bの中心付近で「TDE」が観測されたのです
 
Image Credit : NASA

2018/07/06
Soraeより

渦巻銀河「NGC 1032」

Posted by moonrainbow on 30.2018 銀河   0 comments   0 trackback
ハッブル宇宙望遠鏡が観測した宇宙に横たわる渦巻銀河

渦巻銀河「NGC 1032」
 
ハッブル宇宙望遠鏡が観測した渦巻銀河「NGC 1032」です
 
地球から約百万光年先のくじら座の方向に位置するNGC 1032は楕円形の銀河なのですが、地球からはその側面しか見えず、巨大なガスとチリ、そして星々のディスクのように見えます
 
銀河の特性を知るにはその3次元的な観測が必要ですが、これにより銀河で星がどのように生成されるのか、また銀河の高さ(厚さ)や星の集まるコアを知ることができます
 
Image Credit: ESA/Hubble & NASA

2018/05/23
Soraeより

遺跡のような銀河「NGC 1277」

Posted by moonrainbow on 25.2018 銀河   0 comments   0 trackback
近傍宇宙に存在する、100億年前の遺跡のような銀河

銀河「NGC 1277」とペルセウス座銀河団
(右上)銀河「NGC 1277」、(背景)ペルセウス座銀河団(提供:NASA, ESA, M. Beasley (Instituto de Astrofisica de Canarias), and P. Kehusmaa)

ハッブル宇宙望遠鏡による観測から、地球から比較的近い距離に位置する銀河「NGC 1277」が100億年前の姿をほぼとどめており、近傍の宇宙に存在するものとしては非常に珍しいことが明らかになりました

約2億4000万光年彼方に位置する「NGC 1277」は、1000個以上の銀河の集まりである「ペルセウス座銀河団」に属する小さなレンズ状銀河です。この銀河は誕生後、現在の天の川銀河の1000倍も速く星形成活動を行っていましたが、ある時突然星形成が止まってしまいました。ベビーブーム時代に生まれた星々は年老いて、銀河はどんどん赤くなっていきました

星形成を終えた老齢の赤い銀河は初期宇宙ではよく見られますが、近傍宇宙ではっきりと見つかったのは初めてのことです。遠方に位置する初期宇宙の銀河はハッブル宇宙望遠鏡による観測でも赤い小さな点にしか見えないが、NGC 1277は(2億光年以上離れているとはいえ)近傍宇宙に位置しているおかげで詳しく調べることができます。観測から、初期宇宙がどんな環境であったのかを知る手がかりが得られるかもしれません

遺跡のような銀河であるNGC 1277と天の川銀河とを比較すると、含まれる星の数は2倍あるが、銀河の大きさは4分の1しかないのです。NGC 1277も最初はコンパクトな天体から進化し始めましたが、回転花火を思わせるような大きな銀河へと成長するために必要な多くの物質を獲得できなかったようで、実質的に進化が止まってしまっています。こうしたとても古い銀河は、大質量銀河1000個のうち約1個の割合で存在すると考えられているので、古い銀河の発見そのものは驚くべきことではないのです。単に、NGC 1277が進化に適した時期や場所に存在していなかっただけだと考えられています

この銀河の状態を示す証拠は、年老いた星で構成される球状星団にあります。大質量銀河には、金属量が少なく青く見える球状星団と金属量が多く赤く見える球状星団の両方が存在する傾向にあり、赤い星団は銀河形成の際に作られたもの、青い星団は小さな伴銀河が中心の銀河に飲み込まれる際に外からやってきたものだと考えられています

NGC 1277の場合、青い球状星団はほとんど存在していません。赤く見える球状星団は、この銀河で星形成がずっと昔に止まったことを示す強い証拠であり、青く見える球状星団が見当たらないのは、NGC 1277は周囲の銀河を飲み込んで成長することがなかったということを示唆しています。対照的に、天の川銀河には両方の色の球状星団が合計180個ほど存在しています。その理由の一部は、天の川銀河が小銀河を飲み込みながら進化してきたということです

NGC 1277を取り巻く環境は、天の川銀河とは明らかに異なるものです。この銀河はペルセウス座銀河団のほぼ中央に位置しているが、時速約300万kmもの高速で移動しているため、他の銀河と合体して星を寄せ集めたり、星形成に必要なガスを取り込んだりすることができないのです。さらに、銀河団の中心部付近に存在する銀河間ガスは非常に高温のため、ガスが冷えて収縮し星が誕生するということも起こりにくいのです

また、NGC 1277の中心には、銀河自体の大きさから考えられるよりもはるかに質量の大きなブラックホールが存在しています。このちぐはぐな組み合わせも、超大質量ブラックホールと密度の高い銀河の中心部が一緒に成長し始めたものの、その後外からの銀河へ物質の流入がなかったために星の形成が止まり、それ以上星の数が増えることもなくなったというシナリオを強く支持しています

「当初、この銀河が遺跡のように古いという仮説を信じていませんでした。しかし最終的には、天文学においては予測したものを見つける方がむしろ普通ではないことに気づかされました。宇宙は、私たちが考える以上の驚きを常にもたらし続けます」(スペイン・ラ・ラグーナ大学カナリア天体物理研究所 Michael Beasleyさん)

2018年3月15日
AstroArtsより

銀河「Arp 256」

Posted by moonrainbow on 20.2018 銀河   0 comments   0 trackback
合体する銀河「Arp 256」をハッブルが捉えました

合体する銀河
 
地球低軌道で観測を続ける「ハッブル宇宙望遠鏡」。そのハッブルが、2個の合体しつつある銀河「Arp 256」の姿を捉えました
 
Arp 256は地球から3億5000万光年彼方にある双作用銀河で、くじら座の方向に位置します。ESA(欧州宇宙機関)の説明によれば、この銀河の青い部分で星が誕生しているそうです
 
なおArp 256はまたその途中段階にあり、数百万年のうちに2つの銀河が合体して1つの構造になるとのこと。また、今回の画像はハッブルの掃天用高性能カメラ(ACS)と広域カメラ(WFC3)で撮影された写真を合成したものです

Pan on Arp 256 



Image Credit: ESA/Hubble, NASA

2018/03/12
Soraeより

アンドロメダ座大銀河と天の川銀河の質量

Posted by moonrainbow on 02.2018 銀河   0 comments   0 trackback
アンドロメダ座大銀河の質量は天の川銀河とほぼ同じかもしれない( ICRAR

The Milky Way and Andromeda

アンドロメダ座大銀河の質量は私たちの天の川銀河より2~3倍大きいと考えられてきましたが、最新の研究で両銀河の質量がほぼ同じであるという結果が得られました

アンドロメダ座大銀河(M31)は私たちの天の川銀河のすぐ隣にある巨大な渦巻銀河です。2つの銀河の間隔は約200万光年で、宇宙的なスケールで見れば非常に近いのです。この2つの銀河に加えて、さんかく座の渦巻銀河M33、その他数十個の矮小銀河で「局部銀河群」と呼ばれる銀河の集団が構成されています。局部銀河群の中ではアンドロメダ座大銀河と天の川銀河がトップ2として飛び抜けて大きな質量を持っていて、この両者の比較ではアンドロメダ座大銀河の方が天の川銀河より2倍から3倍重いと考えられてきました

西オーストラリア大学およびオーストラリア・国際電波天文学研究センターのPrajwal Kafleさんたちの研究チームは、銀河からの脱出速度を測定する新しい手法を使って、アンドロメダ座大銀河の質量に関する新たな推定を行いました

「たとえばロケットの打ち上げでは、地球の重力を振り切るために秒速11kmの速度で宇宙へ飛び立ちます。私たちの天の川銀河は地球の100京倍(10億の10億倍)以上重いので、天の川銀河の重力に打ち勝って銀河の外に出るには秒速550kmもの速度が必要です。私たちはこの原理を使ってアンドロメダ座大銀河の質量を絞り込んだのです」(Kafleさん)

研究の結果、アンドロメダ座大銀河の質量は太陽の約8000億倍で、天の川銀河の質量とほぼ同じであることが明らかになりました。これにより、アンドロメダ座大銀河のダークマター(暗黒物質)の総量がこれまで過大に見積もられていた可能性がでてきました。「アンドロメダ座大銀河に存在する高速度星の軌道を調べて脱出速度を見積もったところ、アンドロメダ座大銀河のダークマターの量はこれまで考えられていたよりもはるかに少なく、過去の観測から推定された量のわずか3分の1にすぎないことがわかりました」(Kafleさん)

アンドロメダ座大銀河が天の川銀河に比べて大きいわけではないということになると、遠い将来に起こると考えられている2つの銀河の衝突についても、新たな数値シミュレーションなどの研究が必要になります

天の川銀河とアンドロメダ座大銀河の衝突のシミュレーション動画
(提供:Chris power (ICRAR-UWA), Alex Hobbs (ETH Zurich), Justin Reid (University of Surrey), Dave Cole (University of Central Lancashire) and the Theoretical Astrophysics Group at the University of Leicester / Pete Wheeler, ICRAR)

Kafleさんは2014年にも今回の研究と同様の手法で天の川銀河の質量の推定値を下方修正しており、今回の発見は天の川銀河の周辺にある数々の銀河の性質を理解する上で大きな意味を持つと考えています

「今回の成果は、両銀河が属する局部銀河群についての理解をすっかり変えてしまうものです。これまで、局部銀河群にはアンドロメダ座大銀河という最大の銀河が一つ存在し、天の川銀河はそれよりもわずかに小さいと考えてきましたが、このシナリオは完全に変わりました。過去50年間にわたって蓄積されてきた局部銀河群に関する知識が覆されたのは実にエキサイティングです」(Kafleさん)

2018年2月22日
AstroArtsより
 

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