アルマ望遠鏡が太陽観測を開始

Posted by moonrainbow on 26.2017 太陽   0 comments   0 trackback
アルマ望遠鏡が太陽観測を開始

太陽黒点
波長1.25mmの電波でアルマ望遠鏡が撮影した太陽黒点(提供:ALMA (ESO/NAOJ/NRAO)、以下同)

アルマ望遠鏡が、電波による高解像度太陽観測を開始しました。黒点周囲における活発な活動を詳細に観測することで、太陽に関する様々な謎に迫ることができると期待されています

アルマ望遠鏡は、星や惑星の材料となる非常に低温(摂氏マイナス260度程度)のガスや塵が放つ電波をとらえることを得意としているが、高温の太陽が放つ電波も観測することができます。しかし、太陽から放たれる電波はそれ以外の天体からの電波に比べて圧倒的に強いため、電波の強度や電波放射領域の形状を精密に測定するには、太陽観測のためだけの特別な仕組みや観測手法を開発する必要がありました

2014年から2016年にかけて、アルマ望遠鏡は太陽を観測する試験を繰り返し実施してきました。今回公開されたのは、2015年12月18日の試験観測で得られた画像です

太陽黒点は太陽内部で作られた磁力線が束になって太陽表面に現れた部分の断面で、磁場の影響で周囲よりも温度が低くなるため暗く見えます。アルマ望遠鏡の観測では、太陽表面のすぐ上にある「彩層」と呼ばれる領域から放たれる電波がとらえられ、黒点周囲の彩層の温度分布を高解像度で調べることができます。彩層が太陽表面より高温になる加熱メカニズムを明らかにすることもアルマ望遠鏡の大きな目標です

また、同じ電波でも波長を変えると見える深さが異なり、波長が長いほど彩層の深い部分を見ることができる、画像1枚目と画像2枚目では2枚目のほうがより深く、太陽表面に近い場所を見ていることになります

太陽黒点1
波長3mmの電波でアルマ望遠鏡が撮影した太陽黒点

「太陽は、私たちに最も近い恒星ですが、いまだ謎の多い天体です。これまで電波からガンマ線まで様々な波長で観測されてきましたが、高分解能のミリ波・サブミリ波観測は太陽物理学にとって未知の世界です。アルマ望遠鏡の太陽観測データから今まで見えなかった現象が発見され、太陽に対する理解が大幅に進むことが期待されています」(国立天文台チリ観測所 下条圭美さん)。

2017年1月19日
Astro Artsより

太陽に謎の光球?

Posted by moonrainbow on 01.2016 太陽   0 comments   0 trackback
太陽に謎の光球が出現?

太陽に謎の光球
 
さまざまな観測衛星でその活動が見守られている「太陽」ですが、先週末にはちょっと興味深い現象が報告されました。NASAの太陽観測衛星「STEREO-A」が撮影した画像に、謎の光る光球が写っていたのです。インターネット上ではUFOの出現か!?などとちょっとした話題になりましたが、その正体をNASAが明かしてくれました
 
「これは、STEREOからの太陽と宇宙空間のイメージを組み合わせた時に発生した、コンピューターのエラーなのです。このような現象は時々起こります」と語るのは、NASAの研究員のC. Alex Young氏
 
確かにこの画像の撮影時には太陽に「穴」があったのは事実ですが、それはこのような光の玉としては出現しません。それはもっと巨大な「コロナホール」という現象の一端です。これは太陽表面の温度が低い場所で、太陽の磁場が宇宙空間に向かって吹き出す場所でもあります。そして、太陽風を構成する荷電粒子がこの場所から飛び出しているのです

 太陽に謎の光球1

上の画像は、すこし後に太陽観測衛星「SDO」によって撮影されたコロナホールです。太陽の上の方にポッカリと空いた黒い空間、ここが太陽の温度が低い場所となっています。また太陽風によって宇宙空間に放出された粒子は地球にも飛来し、送電網や人工衛星に一時的な障害を引き起こすのです。また同時に、太陽風はオーロラの発生原因になることでも知られています
 
2016年10月末にもこのような巨大なコロナホールが出現しており、太陽の27日の回転周期によって今回再び観測されました。先月末のほうがそのサイズは大きかったのですが、現在見えているコロナホールもなかなか巨大なものです
 
人工衛星や送電網に悪影響を及ぼしながら、美しいオーロラをみせてくれる太陽風です
 
Image Credit: NASA/SDO, @TheSunToday

Holes in the Sun! One's Real, the Other Not So Much Video



2016/11/24
Soraeより

太陽フレアを4K動画で公開

Posted by moonrainbow on 14.2016 太陽   0 comments   0 trackback
太陽にまばゆい「フレア」が光る瞬間 映画のような4K動画が公開(NASA

太陽にまばゆい「フレア」

地上から見る太陽は白やオレンジに光る光球ですが、見方を変えてX線で観測すると表面を覆う複雑なジェットや太陽フレア、それにコロナが観測できます。今回NASAが公開したのは、太陽観測衛星のSDO(ソーラー・ダイナミクス・オブザーバトリー)が撮影した、太陽の活動領域から飛び出した「中規模な太陽フレア」です
 
太陽フレアとは太陽の表面から吹き出す爆発現象で、太陽を覆うコロナが数千万度にまで熱せられることで発生します。そして太陽フレアではさまざまな高エネルギー荷電粒子やX線、ガンマ線が飛び出し、GPS衛星などの通信に障害を起こすことがあるのです。ただし私たちが生活する地上は地磁気によって守られているので、大きな影響を受けることはあまりありません。今回の太陽フレアもそれほど大きなものではなかったので、通信網などに大きなトラブルは起きませんでした
 
また、今回の太陽フレアは「M2529」という太陽活動領域からM6.7という規模で発生しました。M2529は以前「ハート型の黒点」としても話題になったスポットで、地球の数倍という巨大なサイズの活動領域となっています
 
このように人類からするとすさまじいスケールで活動している太陽ですが、私たちの地球はその絶妙な位置とサイズ、そして地磁気などの恩恵により、太陽からちょうどいいだけのエネルギーを受け取ることに成功しています。そう思うと、地上に生命が誕生したことは奇跡のようにも感じられます
 
Image Credit: NASA

NASA’s 4K View of April 17 Solar Flare



2016/05/08
Soraeより

「太陽磁場」とも呼ばれる現象

Posted by moonrainbow on 23.2016 太陽   0 comments   0 trackback
太陽をグルグル覆うこの毛糸はなんだ?

太陽磁場
太陽磁場のマップはまるで毛糸

太陽は私たちの目には光り輝く球にしか見えませんが、紫外線などで観察すると普段とは全く異なる姿をあらわすことがわかっています。そして今回NASAが公開したのは、「太陽をグルグル囲む無数の糸状の磁場」。「太陽磁場」とも呼ばれるこの現象は、少しグロテスクながらも目を離せない美しさです
 
この画像は2016年3月12日に太陽観測衛星の「SDO(ソーラー・ダイナミクス・オブザーバトリー )」によって撮影されました。この太陽の表面から無数に噴き出している磁場は、太陽の内部や表面の動きに応じて常に姿を変えています。また、画像からは太陽の明るい場所から特に多くの磁場の線が噴き出していることがわかります。太陽の磁場は、このように磁場の活動が活発な明るい部分を結ぶようにして発生しているのです
 
このような磁場は肉眼では確認することができません。今回の磁場の地図はソーラー・ダイナミクス・オブザーバトリーに搭載されたカメラで「極紫外線」を171オングストロームで捉え、さらに太陽大気の磁場を表したPFSS(Potential Field Source Surface)というモデルを使い作成されました。

あの巨大な太陽の周りをこのような磁場が動き回っていると思うと、そのスケール感に圧倒されます。なお、太陽の磁場が動き回る様子は以下の下記動画からどうぞ

Understanding the Magnetic Sun



soraeより
2016年3月17日

太陽に「>」マーク?

Posted by moonrainbow on 13.2015 太陽   0 comments   0 trackback
太陽に巨大な「>」が刻まれる

太陽に「>」
PHOTOGRAPH BY NASA/SDO

 NASAの観測衛星[ソーラー・ダイナミクス・オブザーバトリー(SDO)」がこの画像をとらえたのは2015年5月28日です。いったい誰が? というほど見事に「>」が刻まれています

 太陽の上空に「>」を描いた巨大な糸は、磁力によって動き回る比較的低温の雲のようなものです。直線にするとそれぞれ160万キロもの長さになるというから驚きです

 この雲は数日もつときもあれば、突然爆発することもあります。爆発した物質が太陽から放出されると「コロナ質量放出(CME)」と呼ばれる高速で移動する雲となり、大規模なものは地上の送電網や人工衛星に重大な障害を引き起こす可能性があるという事です
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ナショナル ジオグラフィックより
2015年6月10日(
 

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