火星衛星のサンプルリターンミッション「MMX」

Posted by moonrainbow on 22.2017 火星   0 comments   0 trackback
日仏共同の火星衛星のサンプルリターンミッション「MMX」

MMXのイメージイラスト
MMXのイメージイラスト(提供:JAXA)

宇宙航空研究開発機構はフランス国立宇宙研究センターと協力し、火星の衛星「フォボス」または「ダイモス」からのサンプルリターンを目指す「MMX」計画の取り組みを進めることを発表しました

宇宙航空研究開発機構(JAXA)が計画を進めている火星衛星サンプルリターンミッション「MMX(Martian Moons eXploration)」について、JAXAとフランス国立宇宙研究センターとの間で計画検討に関する実施取り決めが締結されました。

火星には「フォボス」と「ダイモス」という2つの衛星があります。いずれも直径が10~20km程度の小さな天体です。その起源については、火星の近くを通りがかった小惑星が火星の重力に捕らえられて衛星になったという説と、火星に天体が衝突して生じた破片が集まって衛星が作られたという説が考えられています

火星の衛星「フォボス」(左)と「ダイモス」(右)
火星の衛星「フォボス」(左)と「ダイモス」(右)(提供:NASA/JPL-Caltech/University of Arizona)

MMX計画で衛星からのサンプルを地球に持ち帰って分析すれば、どちらの説が有力か調べることができます。小惑星捕獲によるものとわかれば、水などの揮発性成分がどのように地球型惑星に運搬されてきたかの理解につながり、巨大衝突によって生じたものとわかれば、火星の起源物質や形成過程を理解できます。つまり、衛星の起源を解明するだけでなく、火星系全体や地球型惑星における水や大気など生命環境についても知ることができるはずです

また、MMX計画では工学面においても、火星圏への往還技術や天体表面上での高度なサンプリング技術、深宇宙探査用地上局を使った最適な通信技術といった、これからの惑星や衛星探査に必要とされる技術の向上も期待されています。

打ち上げ目標は2024年で、約1年後に火星圏に到着後、衛星の周回観測や着陸しての探査、サンプル採取を行う予定だ。3年間の探査期間の後、2029年に衛星サンプルを地球に持ち帰ります

日本は1998年に火星探査機「のぞみ」を打ち上げたが、火星周回軌道に投入できず探査を断念した過去があります。フランスとの共同で今回のミッションを成功させ、世界初となる火星衛星の本格探査とサンプルリターンを見事に成し遂げることを願いたいです

2017年4月11日
Astro Artsより

火星の上空をドローンが飛んだらこんな景色が見れるかも?

Posted by moonrainbow on 12.2017 火星   0 comments   0 trackback
フィンランドのフィルムメーカーJan Fröjdmanさんが3ヵ月かけて写真を繋ぎ合わせ動画を作成

実際の火星の姿
これが実際の火星の姿。

過去12年間に渡って、マーズ・リコネッサンス・オービターのHiRISEカメラは火星の地表を撮影し続けてきました。これまでに約5万枚の画像が撮られ、オンラインで誰でも高画質の写真を見ることができます。写真だけに飽き足らなかったフィンランドのフィルムメーカーJan Fröjdmanさんは、なんと3ヵ月かけてこれらの写真を繋ぎ合わせ、短い動画を作ってしまったんです。それがこちらの絶景ビデオです

彼が自ら選んだ画像を元に3D変換して作られたこのビデオ。見るとまるで火星の上空を飛んでいるかのような感覚になります。SF映画で何度も描かれてきた他の惑星の映像ですが、こうやってリアルに見せられるとなんだか胸が熱くなってきます。これが数千万キロから何億キロ離れたところに存在しているという事実が感動的です

ビデオ制作について、WiredはFröjdmanさんに取材して次のようにレポートしています

Stunning View Above Mars – Fictive Video But Spectacular



Fröjdmanさんにとってフライオーバーのような効果を作り出すことは、パズルを組み合わせるようなものでした。彼はまず、画像に色をつけることから始めました(HiRISEはグレースケールで撮影します)。そしてクレーターや峡谷や山脈といったはっきりとした区別のつく特徴を、それぞれの立体写真の中で特定し、画像のペアごとに合わせていきました。それからカメラが横切る3D効果を作るために、画像を参照点に沿って繋ぎ合わせ、フレームの集まりとしてレンダーし、一つのビデオにしました。Fröjdmanさんは「すごく時間のかかるプロセスでした」と述べています

また、Wiredのレポートによると、平らな地形では参照点が数百ポイントも、より複雑な地形だと数千も必要だったとのこと。合計で参照点を3万3000ポイントも手作業で選んだそうです

作業を自動でやってくれるようなソフトウェアをFrojdmanさんは見つけられなかったため、このような手作業になったわけですが、NASAの主任調査員であるAlfred McEwen氏によるとNASAにはこれを自動でやってくれる地形モデリングプログラムが存在しているとのこと

とはいえ、3ヵ月もかけて手作業で制作したと聞けば、このビデオを見る感動もひとしおです

ギズモード・ジャパン
2017年4月4日

「エクソマーズ2020」の探査車ミッションの着陸候補地

Posted by moonrainbow on 05.2017 火星   0 comments   0 trackback
欧州の「エクソマーズ2020」火星探査車が2箇所の着陸候補地が決定(ESA)

火星探査プログラム「エクソマーズ」

欧露がすすめる火星探査プログラム「エクソマーズ」。その第二弾となる「エクソマーズ2020」の探査車ミッションにて、着陸候補地が2つ選定されました
 
火星での生命体の証拠を探査するエクソマーズですが、その着陸機と探査車は火星北半球のOxia平原(Oxia Planum)かマゥース谷(Mawrth Vallis)に着陸する予定です。またそれぞれの地域では液体の水が存在したとされる証拠も見つかっています
 
このうち、マゥース谷はNASAの火星探査計画「キュリオシティ」でも候補に上がった地点。ESAでプロジェクトサイエンティストを務めるJorge Vago氏は、「どちらの候補地点も、古代火星の未知の姿を解き明かすきっかけになりえます」と語っています
 
そして今後も2つの地点の検討は続けられ、エクソマーズ2020打ち上げの1年前に最終着陸地点が選ばれる予定です。また、火星への着陸は2021年を予定しています
 
Image Credit: ESA/ATG medialab

Soraeより

火星の「環」

Posted by moonrainbow on 03.2017 火星   0 comments   0 trackback
火星には昔「環」があり、将来復活する可能性も?(NASA)

mars-rings.jpg

火星に存在する2つの衛星のフォボス(Phobos)とダイモス(Deimos)。このうち大きい方のフォボスは、火星の「環」の再形成というサイクルの一部だという研究が、パデュー大学の大学院生のAndrew Hesselbrock氏により発表されました
 
Hesselbrock氏が計算した最新モデルによると、かつてフォボスは43億年前の火星への巨大衝突によって引き起こされた環でした。そして現在のフォボスも、火星に接近することで再び環になる可能性があります。そして、火星の2/5を覆うボレアレス盆地がその衝突の痕跡だとされているのです
 
火星に巨大衝突が起きた後、その破片は火星周辺に散らばり、一つの月を形成。この月が火星の重力に引かれ、バラバラに引き裂かれたとされています。さらに科学者によれば、このようなサイクルは3回〜7回も起きているとのこと。また、衝突の度にその破片は火星へと堆積していったそうです
 
Image Credit: NASA

2017/03/27
Soraeより

火星探査車「KREX-2」

Posted by moonrainbow on 24.2017 火星   0 comments   0 trackback
NASAは火星探査車「KREX-2」のテストをチリのアタカマ砂漠にて実施

将来の火星探査

現在活躍中の探査車「キュリオシティ」だけでなく、NASAは2020年にも新探査車「Mars 2020」を火星送り込む予定です。そんな将来の火星探査にむけ、同局はチリのアタカマ砂漠にて探査車のテストを実施しました
 
アタカマ砂漠は非常に高温かつ乾燥しており、火星環境を想定した探査車のテストにはもってこい。そして同地域で活動しているNASAのARADSプロジェクトは、探査車「KREX-2」を利用した移動や採掘、そして生命探査に関する2度目のテストを終えました
 
KREX-2の車体にはドリルやカメラ、折りたたみ式のアーム、そして計測機器が搭載されています。そしてアタカマ砂漠は1000万年〜1500万年かそれ以上の期間にわたって非常に乾いた状態が続いていることが想定されており、その生命探査は岩石の内側の微生物を探さなければなりません。また、火星での生命探査も地下を探す必要があり、その状況はとても良く似ているといえます
 
ARADSの主任調査員のBrian Glass氏は、「探査車のドリルと移動、そしてアームのコンビネーションはとてもうまく動作したよ。我々の想定よりもより深い地中を探査することができたんだ」と語っています。また、今後テストは2019年まで続けられる予定です
 
Image Credit: NASA

2017/03/15
Soraeより
 

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