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火星は海ができるほどに温暖で、雨も降っていた

Posted by moonrainbow on 22.2020 火星   0 comments   0 trackback
海があった頃の火星は寒冷ではなく、温暖・半乾燥な気候だった



火星に送られた探査機や探査車によって得られた情報から、かつて火星の表面には海ができるほどの水が存在していたと考えられています。今回、海が存在していた頃の火星は「温暖かつ半乾燥の気候だった」とする研究成果が発表されました

■当時の火星は海ができるほどには温暖で、雨も降っていた
海や湖があった頃の火星を描いた想像図
海や湖があった頃の火星を描いた想像図(Credit: NASA / Goddard Space Flight Center)

現在の火星の表面はとても乾燥していますが、かつては海ができるほどの水が液体として存在していたと考えられています。液体の水が存在していた環境下で形成されたとみられる地形なども見つかっていますが、これらが「温暖な気候のもとで形成された」のか、それとも「寒冷な気候で氷河の一部がとけることで形成された」のかについては、はっきりしていませんでした。

今回、Ramses Ramirez氏(東京工業大学地球生命研究所)らの研究チームは、北半球に海があったとされる頃の火星の気候をシミュレーションによって再現しました。その結果、当時の火星は雪ではなく雨が降るほどには温暖だったものの、氷河が成長できるほどには水蒸気量が多くない「温暖だが半乾燥」で、現在の地球でいう「ステップ気候」のような気候だった可能性が示されたとしています。

シミュレーションでは、火星の平均気温が摂氏マイナス3度~プラス7度の範囲にあった場合、現在見つかっている火星表面の地形などを形成するのに十分な量の雨がもたらされることが示されました。いっぽう、平均気温が摂氏マイナス3度を下回ると海が凍り、雨をもたらす水の循環が生じにくくなるため、火星に今も残る地形を説明するにはこの温度よりも温暖な気候でなければならないといいます。

従来の研究では、火星の水は標高の高い土地に氷床として存在し、気候も寒冷だったとされてきました。ところが、最近の火星探査では寒冷な気候では説明できない発見ももたらされています。研究チームによると、今回の研究では水が存在していたのと同じ時期に火星の巨大な火山が成長したと仮定し、噴火によって大気中に放出された二酸化炭素や水素の影響を考慮したところ、これまでの観測とも矛盾しないシミュレーション結果が得られたとしています


■温暖・半乾燥な気候は数十万年から1000万年程度は続いていた可能性

研究チームでは、地球のステップ気候に似た火星の温暖・半乾燥な気候は、数十万年から1000万年ほど続いたと考えています。昨年10月に発表されたゲール・クレーターの水質に関する研究では、火星の温暖な期間が最低でも100万年ほど続いたとされており、今回の研究成果が示した期間におさまります。

研究に参加したBob Craddock氏(スミソニアン協会、アメリカ)は、今回の研究成果について、過去の火星で形成された地形や地質の特徴をうまく説明できる「初めての気候モデル」になったと語っています


Image Credit: NASA / Goddard Space Flight Center

2020-03-18
Soraeより

火星探査車「Perseverance(パーセベランス)」

Posted by moonrainbow on 14.2020 火星   0 comments   0 trackback
NASAが打ち上げる新しい火星探査車の名前は「パーセベランス」に決定

火星探査車「パーセベランス」の想像図
名称が発表された火星探査車「パーセベランス」の想像図。ロボットアームには名前を刻印したプレートが取り付けられている(Credit: NASA/JPL-Caltech)

日本時間2020年3月6日未明、予告通りNASAの火星探査車「マーズ2020」の名称が発表されました。9つの最終候補から選ばれたのは「Perseverance(パーセベランス)」。日本語では忍耐や忍耐力、粘り強さといった意味を持つ言葉です

■名付け親になったのは米国バージニア州に住む7年生の少年

総数2万8000件の応募から選ばれたのは、バージニア州に住む7年生(日本の中学1年生に相当)のAlexander Matherくん。2年前まではゲームに夢中だったという彼は、2018年の夏にサターンVロケットの展示を目にしたことで一変。以来、NASAのウェブサイトを毎日のようにチェックするのはもちろん、宇宙飛行士の自伝を読んだり、実際に飛ばすことができるモデルロケットを3Dプリンターで作成したりと、大の宇宙好きになったといいます

Alexander Matherくん
2万8000件の応募から選ばれた7年生のAlexander Matherくん(Credit: Joseph Rebello)

「(マーズ2020の命名キャンペーンに)挑戦しないなんてありえなかった」と語るMatherくんは、応募時のエッセイのなかで、『過去に火星へ送られた「キュリオシティ(好奇心)」「インサイト(洞察力)」「スピリット(精神)」「オポチュニティ(機会)」といったNASAの探査機や探査車の名前は、どれも人間の資質を表している。けれど、過酷な状況に適応する術を学べるように進化した人類にとって、「忍耐」がいかに重要な資質であるかが見落とされていた』と述べています。

Matherくんと彼の家族は、2020年の夏に予定されているパーセベランスの打ち上げに招待されました。また、Matherくんや彼とともに最終候補に選ばれた8名を含むセミファイナリスト合計155名の提案した名前とエッセイが、小さなシリコンチップに印刷された上でパーセベランスに搭載され、火星へと送られることも発表されています。

『未来に向かう人類はこれからも耐え続ける』と綴るMatherくんが名付けたパーセベランスは、現在ケネディ宇宙センターで最後の組み立て作業と点検が行われています。数日前にはケーブルの保護も兼ねる「PERSEVERANCE」と刻印されたプレートが、パーセベランスのロボットアームに取り付けられました。今年の夏に打ち上げられるパーセベランスは、日本時間2021年2月19日の5時40分すぎに火星へと着陸する予定です


ロボットアーム
名前を刻印したプレートが取り付けられたパーセベランスのロボットアーム(Credit: NASA/JPL-Caltech)

Image Credit: NASA/JPL-Caltech

2020-03-07
Soraeより

火星の「地震」を観測

Posted by moonrainbow on 04.2020 火星   0 comments   0 trackback
謎解明に前進 NASA探査機

火星の「地震」を観測
米航空宇宙局の無人探査機「インサイト」のイラスト。NASA提供(2018年4月27日提供)

火星で観測された地震活動のデータに関する研究結果が2020年2月24日、発表されました。研究では、火星が絶え間なく震動している「生きている」天体で、地球や月と同レベルの地震活動が示されていることが明らかになりました

 太陽系で地球の隣に位置する火星に着陸した米航空宇宙局(NASA)の無人探査機「インサイト(InSight)」による火星表面での15か月間の観測では、「火震(marsquakes)」と呼ばれる火星の地震活動が数百回測定されている。

 この中には、地球の構造プレートの運動によって引き起こされる震動と同じ周波数のパターンのものも数回含まれていた。

 英科学誌「ネイチャー・ジオサイエンス(Nature Geoscience)」に掲載された論文の共同執筆者で、米メリーランド大学(University of Maryland)のニコラス・シュメル(Nicholas Schmerr)助教(地質学)は「地球以外の惑星の直接的な地球物理学的測定の実施に重点を置いた探査ミッションは今回が初であり、火星の内部構造とその作用に関する真の理解を初めてもたらした」と述べた。

 また別の研究チームは、インサイト着陸機が測定した震動のうちの少なくとも20回はマグニチュード(M)3~4の地震に相当する規模だったことを明らかにしている。

 6か月半かけて4億8000万キロの宇宙空間を航行した後、2018年11月に火星のエリシウム(Elysium)平原に着陸したインサイトは、史上初めて火星の地表面に地震計を設置した。火星には地震活動が存在すると長年考えられてきたが、インサイトによって実際に強い震動が時折発生している証拠がもたらされ、仮説との整合性が示されるに至った。

 インサイトによる探査に取り組む総勢500人の国際研究チームの一人で、仏パリ地球物理学研究所(IPGP)の研究者のフィリップ・ロニョーネ(Philippe Lognonne)氏によると、225日間の測定で検出された震動は少なくとも170回に上り、火星の地震活動が現在まで続いていることを、今回の研究結果は示しているという。またインサイトではこれまでに、少なくとも460件の事象を検出していることを明らかにした。

 フランス国立宇宙研究センター(CNES)でインサイトのモニタリングシステムのプロジェクト責任者を務めるシャルル・ヤナ(Charles Yana)氏は、地震活動の頻度は「極めて予想外で、これほど高いことはモデルでは予測されていなかった」と話している


2020年2月26日
AFPより

火星探査車「マーズ2020」の命名

Posted by moonrainbow on 24.2020 火星   0 comments   0 trackback
火星探査車「マーズ2020」の命名キャンペーン

マーズ2020の命名キャンペーン

2020年の7月に打ち上げられる予定の火星探査車「マーズ2020」。2019年アメリカで教育を受けている子どもたちを対象にしたマーズ2020の命名キャンペーンが行われましたが、応募された数々の名前からいよいよ9つの最終候補が選出されました。NASAでは現在、選出された名前に対する一般市民からの人気投票を受け付けています

■2万8000の応募から9つを選出、決定は3月の予定

マーズ2020は2012年に火星へ到着した火星探査車「キュリオシティ」によく似た探査車です。計画では2021年2月18日に昔は湖だったと考えられているジェゼロ・クレーターへと着陸し、かつて存在していた可能性がある生命の痕跡を探します。

NASAによると、2019年2019年の8月から11月にかけて開催された命名キャンペーンでは、全米から総計2万8000もの応募が寄せられました。今回、そのなかから以下の9つの名前が最終候補として選出されています。

・Endurance(エンデュランス、忍耐・我慢)
・Tenacity(テナシティ、粘り強さ)
・Promise(プロミス、約束・保証)
・Perseverance(パーセベランス、忍耐・忍耐力)
・Vision(ビジョン、視覚・洞察力)
・Clarity(クラリティ、明快・明晰)
・Ingenuity(インジェニュイティ、工夫・巧妙さ)
・Fortitude(フォーティテュード、不屈の精神)
・Courage(カレッジ、勇気・度胸)

現在、NASAでは特設サイトhttps://mars.nasa.gov/mars2020/participate/name-the-rover/)において、上記の最終候補に対する人気投票を開催しています。投票は全世界の一般市民が対象で、日本から参加することも可能。投票結果は最終選考でも考慮されることになります。

投票方法は簡単で、この特設サイトにアクセスし、気に入った名前の下にある「VOTE」(投票)ボタンを押すだけ。英文ですが、それぞれの名前を応募した子どもたちのエッセイを読むこともできます。投票の締め切りは1月28日14時(日本時間)です。

投票終了後、最終候補に選ばれた名前を応募した9人の子どもたちは、宇宙飛行士のJessica Watkinsさん、キュリオシティの名付け親であるClara Maさんらとともに、各々が選んだ名前についてのディスカッションに臨みます。最終選考の結果は3月上旬に発表される予定です


火星で探査を行うマーズ2020の想像図
火星で探査を行うマーズ2020の想像図(Credit: NASA/JPL-Caltech)

Image Credit: NASA/JPL-Caltech

2020-01-23
Soraeより

火星の北極域

Posted by moonrainbow on 23.2020 火星   0 comments   0 trackback
ESAの探査機が撮影した火星の北極域

火星探査機「マーズ・エクスプレス」が撮影した火星の北極域火星探査機「マーズ・エクスプレス」が撮影した火星の北極域(Credit: ESA/DLR/FU Berlin)

2020年10月に地球へ最接近する火星には、2020年にNASAやESA(欧州宇宙機関)などから探査機や探査車(ローバー)が打ち上げられる予定となっています。2020年1月アルゼンチンで開催される国際会議に合わせて、火星の北極域を撮影した高解像度画像がESAから公開されました

■水の氷におおわれた火星の夏の極冠

撮影したのは、2003年のクリスマスに火星の周回軌道へと入ったESAの火星探査機「マーズ・エクスプレス」。画像はマーズ・エクスプレスに搭載されている高解像度ステレオカメラ(HRSC)によって2006年の火星の夏に撮影された北緯85度付近の様子で、極冠の辺縁部に広がる景色が精細に写し出されています。

火星の極域は、冬のあいだ気温が摂氏マイナス125度以下まで低下します。極冠の表面は厚さ数メートルに及ぶ二酸化炭素の氷に覆われるとともに、二酸化炭素の雲が広がることから地上の様子は見えにくくなります。

いっぽう、夏になると極冠を覆っていた二酸化炭素が昇華して大気中に戻っていくため、その下に隠されていた水の氷があらわになります。マーズ・エクスプレスが撮影したのは、そんな火星の夏における極冠の姿です


画像の中央付近を拡大したもの
画像の中央付近を拡大したもの。谷の斜面にみられる堆積層のパターンや、砂塵を含んだ雲が写っている(Credit: ESA/DLR/FU Berlin、トリミングは筆者)

極冠では自転にともなうコリオリの力を受けてらせん状に吹き下ろされる滑降風(カタバティック風、カタバ風)によって、渦巻くような谷が何本も形成されています。そんな谷の斜面を見ると、長い年月をかけて幾重にも重なった氷と塵の堆積層が、地層のようなパターンを描き出しているのがわかります。地球の氷床と同じように、この層には過去数百万年に渡る火星の気候変化の歴史が刻み込まれていると考えられています。

また、画像の左側には、局地的な嵐によって生じた幾筋もの雲が伸びている様子が写し出されています。こうした嵐がもたらす強い風によって斜面が侵食されることで、谷の風景は少しずつ変化していくとみられています


Image Credit: ESA/DLR/FU Berlin

2020-01-15
Soraeより
 

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