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ウォルフ・ライエ星(WR 31a)

Posted by moonrainbow on 19.2019 星雲   0 comments   0 trackback
青い泡の中のウォルフ・ライエ星

ウォルフ・ライエ星(WR 31a)

ふわふわした泡のような写真は、ハッブル宇宙望遠鏡がとらえたりゅうこつ座にある「ウォルフ・ライエ星(WR 31a)」と、それを取り囲む「散光星雲」です。地球から3万光年離れた場所にあるこの美しい星雲は、星屑や水素、ヘリウムなどのガスでできています

この星雲は、星の表面から重力を振りきって吹き出す「恒星風」によって外層の水素などが吹き飛ばされてできています。その形は時にリング状に、時に球状にと変化します。この2万年前にできた星雲は時速22万kmで拡散しているというのですから、宇宙のスケール感はすごいです

そしてこのウォルフ・ライエ星、数十万年後には寿命を迎えてしまうことが予測されています。また、星の誕生時には少なくとも太陽の20倍以上あった質量も、10万年以内のうちに半分以下に減ってしまい、最終的には超新星爆発を起こすものと考えられています

この画像は、ハッブル宇宙望遠鏡の掃天観測用高性能カメラ「ACS」の可視光と赤外線波長を用いて撮影し、2016年6月に公開されました

Image Credit: ESA/Hubble & NASA

2019/7/13
Soraeより

「NGC 2736」・別名「鉛筆星雲(Pencil Nebula)

Posted by moonrainbow on 11.2019 星雲   0 comments   0 trackback
超新星残骸の生み出す宇宙アート(ESO

鉛筆星雲(Pencil Nebula)

宇宙を優雅に泳ぐ熱帯魚の様な天体は、ほ座の方向約800光年先にある「NGC 2736」です。別名「鉛筆星雲(Pencil Nebula)」としても親しまれています

鉛筆星雲は、約11000年前に発生した超新星爆発によるガスや塵の残骸の一部であると考えられています。この超新星残骸は、ほ座に広く分布されたガスの中で最も明るい部分であり、時速数百kmで移動していることも分かっています

最も明るい部分は鉛筆に似ているとされますが、思い描く鉛筆ではなく羽根ペンに近い形状と言えます。また、魔女のホウキや熱帯魚のベタに見えたりと人によって様々な印象を与えてくれます

この画像は、南米チリにあるラ・シア天文台にある2.2メートル望遠鏡のWide Field Imagerによって撮影され、2012年12月に公開されました

Image Credit:ESO

2019/6/4
Soraeより

反射星雲「NGC 1333」のハービッグ・ハロー天体

Posted by moonrainbow on 09.2019 星雲   0 comments   0 trackback
若い星から立ちのぼる硝煙の様な天体

反射星雲「NGC 1333」

暗い雲の中に輝く星を持つこの画像は、ペルセウス座にある反射星雲「NGC 1333」の一部分をクローズアップしたものです

画像の上方向に見える青く染まった5つの小領域は、生まれたばかりの若い星による星雲状の天体で、ハービッグ・ハロー天体に分類されます。5つの各領域は、ハービッグ・ハロー天体を意味するHH(Herbig-Haro object)の付く、HH7〜11が割り振られました

ハービッグ・ハロー天体は、生まれたばかりの若い星から放たれたガスが数万から数十万kmの速度で周囲の物質と衝突することで星雲状の天体となります。しかし、その姿でいられる時間は短く、約数万年以内に姿を消してしいます。HH7〜11も例外ではなく、同じ様な仕組みで形成されており、数万年以内には消滅してしまうでしょう

また、この5つのHH天体の源である若い星「SVS 13」(中央部分の三つ星の上)から一番遠い「HH7」(一番左上の青い領域)までの距離は、太陽と地球の距離の約2万倍と想定されます

この画像は、ハッブル宇宙望遠鏡の掃天観測用高性能カメラ「ACS」の可視光(606nm/ 814nm)で撮影し、2018年12月31日に公開されました

Image Credit:ESA/Hubble & NASA, K. Stapelfeldt

2019/1/31
Soraeより

散光星雲「M17」

Posted by moonrainbow on 30.2019 星雲   0 comments   0 trackback
暗い雲の中で生まれる星々が映す芸術作品

M17.jpg

掃天観測用高性能カメラ「ACS」で捉えた「M17」は、用いる望遠鏡によって白鳥の様に見えたり、Ωの形に見えることから「白鳥星雲」や「オメガ星雲」とも呼ばれ、射手座の方向約5500光年の距離に位置しています

散光星雲である「M17」は。直径約15光年あり星間物質の雲を合わせると約40光年程と考えられているもっとも明るく巨大な星形成領域の1つです。所々オリオン大星雲に似た構造を持っています

カラフルな色彩は、新しく誕生した星から放出される強力な紫外線によるものです。水素・窒素・酸素・硫黄などを、4つの波長で捉え青・緑・赤の疑似カラーで表示しています。その三原色のグラデーションによって宇宙の神秘的な芸術作品を作り上げられています

この画像は、ハッブル宇宙望遠鏡の掃天観測用高性能カメラ「ACS」の可視光(B/OIII/Hα)、赤外線(I)のフィルターを用いて撮影され、2002年4月に公開されたものです

なお、「M17」はニュージェネラルカタログでは「NGC 6618」となりますが、前出以外の愛称として「チェックマーク星雲」「蹄鉄星雲」など、有名な星雲だけに様々な異名が付けられています

image Credit:NASA, Holland Ford (JHU), the ACS Science Team and ESA

2019/1/25
Soraeより

卵星雲(Egg Nebula)

Posted by moonrainbow on 28.2019 星雲   0 comments   0 trackback
水の波紋のような構造を持つ原始惑星状星雲

卵星雲(Egg Nebula)

青い疑似カラーで表示されているのは「CRL2688」としても知られる「卵星雲(Egg Nebula)」の姿です。はくちょう座の方向約3000光年先にあるこの天体は、全天でも珍しい惑星状星雲の一つ手前の原始惑星状星雲です

卵星雲の中心は深い霧に包まれており、両極に放出されたジェットにより中心以外の星雲全体を眩しく輝かせています。水の波紋のような構造は、中心星から一定の間隔で放出された外層によるもの。この構造は、玉ねぎを輪切りにした様な構造をしています

2012年にも広視野カメラ「WFC3」の複数波長で捉えた「卵星雲」は公開されていますが、こちらの画像は遡ること十数年、1996年に広域惑星カメラ「WFPC2」の可視光R波長で撮影したもの。同じ天体でも波長や疑似カラーによって全く違う顔を見せてくれます

Image Credit:Raghvendra Sahai and John Trauger (JPL), the WFPC2 science team, and NASA/ESA

2019/1/22
Soraeより
 

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