Source Image Credit: CTIO/NOIRLab/DOE/NSF/AURA/ T.A. Rector (University of Alaska Anchorage/NSF’s NOIRLab); Processing: D. de Martin & M. Zamani (NSF’s NOIRLab)
新潟大学の下西隆さんたちの研究チームは、小マゼラン雲などに存在する大質量の原始星をアルマ望遠鏡を用いて系統的に観測するプロジェクト「MAGOS(MAGellanic Outflow and chemistry Survey)」を実施してきた。そのなかで、高密度のガスに取り囲まれている可能性が示唆された2つの原始星について、MAGOSとアルマ望遠鏡のアーカイブデータを組み合わせて、周囲のガスの性質を調べた。
ホットコアの二酸化硫黄とメタノールの分子輝線の積分強度の比較 ホットコア「S07」の二酸化硫黄(SO2)(左)とメタノール(CH3OH)(右)の分子輝線の積分強度の比較。二酸化硫黄の分子輝線のほうがコンパクトかつ高温で、ホットコアを効果的に追跡している様子がわかる(提供:Shimonishi et al. 2023)
ほ座超新星残骸とパルサー星雲 (左)ほ座パルサー星雲を形成した超新星爆発の残骸。(右)ほ座パルサー星雲と磁場の様子。画像クリックで拡大表示(提供:(左)Digitized Sky Survey, ESA/ESO/NASA FITS Liberator, Color Composite: Davide De Martin (Skyfactory)、(右)NASA/CXC/Univ of Toronto/M.Durant et al.)