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反射星雲「NGC 1333」のハービッグ・ハロー天体

Posted by moonrainbow on 09.2019 星雲   0 comments   0 trackback
若い星から立ちのぼる硝煙の様な天体

反射星雲「NGC 1333」

暗い雲の中に輝く星を持つこの画像は、ペルセウス座にある反射星雲「NGC 1333」の一部分をクローズアップしたものです

画像の上方向に見える青く染まった5つの小領域は、生まれたばかりの若い星による星雲状の天体で、ハービッグ・ハロー天体に分類されます。5つの各領域は、ハービッグ・ハロー天体を意味するHH(Herbig-Haro object)の付く、HH7〜11が割り振られました

ハービッグ・ハロー天体は、生まれたばかりの若い星から放たれたガスが数万から数十万kmの速度で周囲の物質と衝突することで星雲状の天体となります。しかし、その姿でいられる時間は短く、約数万年以内に姿を消してしいます。HH7〜11も例外ではなく、同じ様な仕組みで形成されており、数万年以内には消滅してしまうでしょう

また、この5つのHH天体の源である若い星「SVS 13」(中央部分の三つ星の上)から一番遠い「HH7」(一番左上の青い領域)までの距離は、太陽と地球の距離の約2万倍と想定されます

この画像は、ハッブル宇宙望遠鏡の掃天観測用高性能カメラ「ACS」の可視光(606nm/ 814nm)で撮影し、2018年12月31日に公開されました

Image Credit:ESA/Hubble & NASA, K. Stapelfeldt

2019/1/31
Soraeより

散光星雲「M17」

Posted by moonrainbow on 30.2019 星雲   0 comments   0 trackback
暗い雲の中で生まれる星々が映す芸術作品

M17.jpg

掃天観測用高性能カメラ「ACS」で捉えた「M17」は、用いる望遠鏡によって白鳥の様に見えたり、Ωの形に見えることから「白鳥星雲」や「オメガ星雲」とも呼ばれ、射手座の方向約5500光年の距離に位置しています

散光星雲である「M17」は。直径約15光年あり星間物質の雲を合わせると約40光年程と考えられているもっとも明るく巨大な星形成領域の1つです。所々オリオン大星雲に似た構造を持っています

カラフルな色彩は、新しく誕生した星から放出される強力な紫外線によるものです。水素・窒素・酸素・硫黄などを、4つの波長で捉え青・緑・赤の疑似カラーで表示しています。その三原色のグラデーションによって宇宙の神秘的な芸術作品を作り上げられています

この画像は、ハッブル宇宙望遠鏡の掃天観測用高性能カメラ「ACS」の可視光(B/OIII/Hα)、赤外線(I)のフィルターを用いて撮影され、2002年4月に公開されたものです

なお、「M17」はニュージェネラルカタログでは「NGC 6618」となりますが、前出以外の愛称として「チェックマーク星雲」「蹄鉄星雲」など、有名な星雲だけに様々な異名が付けられています

image Credit:NASA, Holland Ford (JHU), the ACS Science Team and ESA

2019/1/25
Soraeより

卵星雲(Egg Nebula)

Posted by moonrainbow on 28.2019 星雲   0 comments   0 trackback
水の波紋のような構造を持つ原始惑星状星雲

卵星雲(Egg Nebula)

青い疑似カラーで表示されているのは「CRL2688」としても知られる「卵星雲(Egg Nebula)」の姿です。はくちょう座の方向約3000光年先にあるこの天体は、全天でも珍しい惑星状星雲の一つ手前の原始惑星状星雲です

卵星雲の中心は深い霧に包まれており、両極に放出されたジェットにより中心以外の星雲全体を眩しく輝かせています。水の波紋のような構造は、中心星から一定の間隔で放出された外層によるもの。この構造は、玉ねぎを輪切りにした様な構造をしています

2012年にも広視野カメラ「WFC3」の複数波長で捉えた「卵星雲」は公開されていますが、こちらの画像は遡ること十数年、1996年に広域惑星カメラ「WFPC2」の可視光R波長で撮影したもの。同じ天体でも波長や疑似カラーによって全く違う顔を見せてくれます

Image Credit:Raghvendra Sahai and John Trauger (JPL), the WFPC2 science team, and NASA/ESA

2019/1/22
Soraeより

星雲「NGC 1501(Bubbly Nebula)」

Posted by moonrainbow on 06.2018 星雲   0 comments   0 trackback
宇宙に浮かぶ「貝と生体鉱物」の様な星雲「NGC 1501(Bubbly Nebula)」

NGC 1501

吹き出す泡、または体内の細胞の様な形をしている「NGC 1501」は、きりん座の方向約5000光年先に位置した惑星状星雲です。1787年に天文学者ウィリアム・ハーシェルによって発見されました

「NGC 1501」は楕円状の雲が敷き詰められた複雑な構造をしています。画像の中央に目立つ星がこの星雲の中心星で、わずか30分程度の時間で明るさが大きく変化するという変光星であることも分かっています。変光星自体は他にも多数確認されていますが、この様な惑星状星雲の中心が変光星であるというケースは珍しいといいます

なお、一際目立つ輝きの中心星が「貝殻の中にある真珠」に例えられたことで「オイスター星雲/牡蠣星雲(Oyster Nebula)」と呼ばれています

Image Credit:ESA/Hubble & NASA; acknowledgement: Marc Canale

2018/10/29
Soraeより

キャッツアイ星雲(Cat’s Eye Nebula:NGC 6543)

Posted by moonrainbow on 24.2018 星雲   0 comments   0 trackback
全天体の中で最も複雑な構造を持つ「キャッツアイ星雲」

キャッツアイ星雲

「キャッツアイ星雲(Cat’s Eye Nebula:NGC 6543)」と名付けられたこの天体は、りゅう座の方向約3600光年先にある惑星状星雲です。ハッブル宇宙望遠鏡のACS(掃天用高性能カメラ)によって撮影されました

猫の目の様にも見える内部と、それを包む多重のリング形状をしており、観測されている全天体の中でも非常に複雑な構造をしている代表的な星雲です

中心部の構造は一説では「ひょうたん星雲」や「ツインジェット星雲」の様に中心星が連星である可能性から互いの重力の干渉によって複雑な構造に変化した考えられ、外側に見える多重のリングは玉ねぎを横から半分に切断した様に見える玉ねぎ構造をしており、約1500年毎の間隔で放出された外層によって一定の波模様を形成した可能性があります

しかし、「キャッツアイ星雲」構造には解明されていない点があり、様々な議論や説が唱えられている謎多き星雲と言えます

Image Credit:ESA, NASA, HEIC and The Hubble Heritage Team (STScI/AURA)

2018/10/17
Soreより
 

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