「ステファンの5つ子」と呼ばれる銀河群。
可視光での画像にX線の強い領域を青く示して合成したもの。この銀河群は130年ほど前にフランスの天文学者エドワード・ステファンが発見したものです。
NGC7317、NGC7318a、NGC7318b, NGC7319そしてNGC7320が“5つ子”であるが、7320は他の4つよりもずっと手前にあり、見かけ上接近して見える銀河。銀河どうしの相互作用や、超新星爆発に起因する衝撃波などで強いX線が放射されています。
各銀河では、相互作用で水素ガスの剥ぎあいなどが生じ、新たな恒星が誕生しにくくなります。つまり今は渦巻きの銀河が楕円銀河へと進化すると考えられており、その過程を研究する対象として重要なものとされています。
【Chandra 07.09】より