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地球接近小惑星

Posted by moonrainbow on 13.2010 地球近傍天体(NEO)   2 comments   0 trackback
地球接近小惑星は予想以上に多様性に富む天体です

NASAの赤外線天文衛星スピッツァーによる100個ほどの地球接近小惑星(NEA)の観測結果から、この種の天体が予想以上に多様であることがわかりました
また、いくつかの小さな小惑星の太陽光反射率がおどろくほど高く、表面の年代が若いことも示されました。

小惑星「エロス」
2000年に「地球近傍小惑星ランデブー・ミッション」で撮影された小惑星「エロス。(提供:NASA/JHUAPL)

NASAの赤外線天文衛星スピッツァーは、運用開始から約6年後の2009年5月に冷却用の液体ヘリウムを使いきり、現在は高温運用期に入っています。この期間に700個ほどの地球接近小惑星(NEA)を観測する予定で、すでに100個のほどのNEAのデータが得られています。その分析から、この種の天体がこれまで考えられていた以上に多様であることが示されました

可視光による観測では、暗くて大きい天体と明るく小さな天体は反射する光の量が同じなので区別できません。一方、赤外線の波長による観測では、天体の温度から実際の大きさや組成を正確に知ることができます。大きくて暗い小惑星は小さくて明るいものに比べて太陽光を多く吸収するため、より高温となるからです

スピッツァーのデータから、いくつかの小さな小惑星の太陽光反射率がおどろくほど高いことがわかりました。小惑星の表面は太陽放射にさらされるため、時間の経過とともにより暗くなります。つまり、明るい表面を持つほど、その天体が比較的若い可能性があります。反射率が高いということは、NEAの進化が今も続いていることを意味します

さらに、今回わかった小惑星の多様性は、この種の天体がさまざな起源を持つことを示唆しています。あるものは、火星と木星の間にあるメインベルト(小惑星帯)から、そのほかのものはそれよりもはるかに遠い太陽系の果てからやってきたかもしれません。また、小惑星のもととなる材料(地球も同じ材料からできたとされる)は、太陽系の初期に混ぜ合わされたのかも知れないのです

同じく赤外線天文衛星であるNASAのWISEも全天サーベイを行いながら、すでに430個のNEAを観測しています。そのうち110個がWISEによって新たに発見されたものです。

今後、スピッツァーとWISEによる観測から、NEAの持つ、より多くの特色が明らかになるでしょう。地球上に生命が誕生するもととなった水や有機物がどうやってもたらされたのかに迫る手がかりが得られでしょう

2010年9月3日
Astro Artsより

小惑星接近を監視

Posted by moonrainbow on 30.2010 地球近傍天体(NEO)   4 comments   0 trackback
世界最大のデジカメで小惑星接近を監視

小惑星接近を監視

 地球に大災害をもたらすような小惑星が地球に向かってきたとしても、これからは早めに発見できるかもしれません。
世界最大のデジタルカメラを搭載したPS1望遠鏡が、ハワイの休火山ハレアカラ山の頂上で本格稼働を開始しました。隕石や未知の天文現象を探して天空を観測し、1日に数百枚の高解像度画像を撮影しています

続きは、、、

地球近傍天体(NEO)

Posted by moonrainbow on 02.2009 地球近傍天体(NEO)   4 comments   0 trackback
地球近傍天体(NEO)

JPL_asteroidswatch_sm.jpg
NASAジェット推進研究所(JPL)は、地球に特に接近する天体(地球近傍天体; NEO)の情報サイトを新たに立ち上げた。これは「Asteroid Watch」と名付けられ、関連情報を集約するものになるという。

Asteroid Watch

詳しくは、、、

 

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