地球近傍天体「1998 KN3」

Posted by moonrainbow on 06.2013 地球近傍天体(NEO)   0 comments   0 trackback
潜在的に危険な地球近傍天体「1998 KN3」

米航空宇宙局(NASA) は2013年8月22日、「潜在的に危険」な地球近傍天体「1998 KN3」が、オリオン大星雲(Orion nebula)近くの濃いガスと塵(ちり)の雲を通り過ぎていく様子を捉えた画像を公開しました

地球近傍天体「1998 KN3」
米航空宇宙局が公開した、地球近傍天体「1998 KN3」がオリオン大星雲近くの濃いガスと塵の雲を通り過ぎていく様子を撮影した画像です。

画像左上の黄緑色の点が、広域赤外線探査衛星(Wide-field Infrared Survey Explorer)の地球近傍天体観測システム「NEOWISE」によって撮影された「1998 KN3」です。太陽によって小惑星は常温程度に温められるので、WISEが使用する赤外線波長では鮮やかに輝く姿で捉えられます

天文学者たちは小惑星が発する赤外線を使ってその大きさを測定し、さらに可視光線の観測結果と組み合わせて、小惑星の地表面の反射率を測定します。WISEの赤外線データにより、「1998 KN3」は直径約1.1キロメートルで、地表面に降り注いだ可視光線のわずか7%しか反射しない比較的暗い小惑星だということが明らかになりました

この画像では、青い部分が短波長赤外線を、赤い部分が長波長赤外線を示しています。熱い物体は短い波長の光を放つので、青く見えます。例えば画像に写っている青い恒星の温度は数千度にも達する一方、温度が低いガスや塵は赤く見えています。常温の「1998 KN3」は黄緑色に見えますが、これは青色に輝く恒星よりも冷たいのですが、赤色の塵よりも熱いからです

AFPより
2013年8月27日

2040年に小惑星「2011 AG5」は地球に衝突するのか?

Posted by moonrainbow on 23.2012 地球近傍天体(NEO)   0 comments   0 trackback
小惑星「2011 AG5」の地球衝突を観測と進路予測で可能性を小さくする

2040年に地球衝突するわずかな可能性が示されていた小惑星「2011 AG5」は、今後どのように観測精度を高めて予測される衝突確率をゼロにしていくかという見通しがNASAで協議されました

小惑星2011 AG5の軌道と現在位置
太陽系内での小惑星「2011 AG5」の軌道と現在位置。今後の観測で衝突確率をせばめていく予定です。(提供:NASA/JPL-Caltech)

An asteroid「2011 AG5」 could collide with Earth in 2040(小惑星「2011 AG5」は2040年に地球に衝突する可能性が)



2011年1月に米アリゾナ大学のサーベイ観測で発見された小惑星「2011 AG5」は、2040年に地球に衝突する可能性がわずかに示されています。2012年5月29日にNASAのゴダード宇宙飛行センターで行われたワークショップで、こうした衝突可能性のある天体(略称PHA)について議論が行われ、この天体が地球とぶつかることなく通り過ぎる確率は今後4年間の観測で99%以上になるはずだという見込みを明らかにしました

PHAは地球近傍天体(NEO)の一部で、地球軌道の800万km以内に接近する軌道を持ち、なおかつ衝突時にダメージを与えるものを指します。幅およそ140mの小惑星「2011 AG5」が衝突した場合、被害は100数十km範囲に及ぶと予測されます。「実際に衝突する確率は非常に低いと考えられますが、引き続き注意し、今後の観測次第で次の行動に移せるよう備えておく必要があります」(NASAのLindley Johnson氏)

以前、2036年に衝突する可能性が指摘された小惑星アポフィスは、2005年~2008年の観測で予測軌道が絞りこまれ、衝突確率が大幅に下がりました。「小惑星を観測し位置情報を取得していくことで、今後の進路をより正確に計算できます。観測回数が少ないと予測される進路の幅は広くなりますが、観測回数を重ねるうちにその幅を狭め、多くの場合衝突の可能性はゼロと判断することになります」(NASAのDon Yeomans氏)

「2011 AG5」は現在火星軌道よりも外側に位置し、昼間の空の方向にあるため観測機会が限られています。2013年秋には距離は遠いものの深夜の空に見え、宇宙や地上の望遠鏡で動きを追跡できるようになります。衝突の可能性についてもっと明確になるのは2023年2月のことです。地球から180万kmの距離を通過する際、幅365kmのある領域を通過すれば、地球の重力に引っ張られて2040年2月5日に衝突するような軌道に入る可能性があります。それ以外なら、衝突はないようです。Johnson氏によれば、この領域を通過する可能性は非常に少ないという事です

危険はないというのが大方の予想ではあるものの、2013年~2016年の観測結果次第でこの衝突確率が上がる可能性もわずかながらありますが、たとえそうなったとしても、小惑星のコースを変えるミッションのうち少なくともどれか1つを計画実行する十分な時間はあります

2012年6月18日
Astro Artsより

地球に衝突する小惑星

Posted by moonrainbow on 05.2012 地球近傍天体(NEO)   2 comments   0 trackback
地球に衝突し被害及ぼす危険ある小惑星は4700個

Hazardous Asteroids
地球に衝突する危険性がある直径100メートル超の小惑星の推定分布(オレンジ色の点)。中心が太陽、緑色の楕円が地球の軌道。NASAは4700程度ある可能性が高いと発表した(NASA提供)

米航空宇宙局(NASA)は2012年5月16日、地球に衝突して被害をもたらす危険のある小惑星は約4700個とする推計を発表しました

NASAは広域赤外線探査衛星「WISE」から送られた画像を解析し、直径100メートルを超す大きさで、地球から800万キロ以内を通過する可能性のある小惑星の数を調べました。その結果、プラスマイナス1500個の誤差で、4700個がこの条件に当てはまることが分かりました。800万キロは地球から月までの距離の約20倍にあたります

NASAでは大気圏突入で燃え尽きず地球に落下して、周辺地域に被害をもたらし得る大きさの小惑星を、潜在的に危険な小惑星に分類しています。今回の推計は、これまでの大まかな推計よりも全体の数は減りましたが、地球の軌道と交差する可能性がある小惑星の数は増えました

もし直径40メートルの小惑星が地球に衝突した場合、3メガトンの核爆弾に匹敵する威力を伴うとNASAは予想しています。直径2キロの場合は世界的規模の甚大な環境被害が見込まれます。ただしそれほどの規模の小惑星衝突が起きるのは100万年に2回程度だという事です

WISEは2009年12月に打ち上げられ、搭載している直径約40センチの赤外線望遠鏡で小惑星が放出する熱をとらえることで、非常に暗い小惑星も見つけられるようになりました。潜在的危険があるとされた4700個の小惑星のうち、これまでに発見されていたのは20~30%にすぎないのです

時事通信より
5月17日

小惑星「2012 DA14」

Posted by moonrainbow on 20.2012 地球近傍天体(NEO)   0 comments   1 trackback
接近中の小惑星が通信衛星に衝突の可能性も?

「2012 DA14」
Diagram of 2012 DA14 passing the Earth on 15 February 2013.

発見されたばかりの小惑星「2012 DA14」が、2013年2月15日に地球に最接近して、近傍を通過するそうです。その際に通信衛星と衝突する可能性が指摘されています

 カリフォルニア州パサデナにあるNASAジェット推進研究所(JPL)で惑星天文学の研究を行っているポール・チョーダス(Paul Chodas)氏は、「衝突の確率は極めて低いが、完全には排除できない」と語っています

 「2012 DA14」は2012年2月に、スペイン南部のラサグラ天文台(Observatorio Astronómico de La Sagra)で発見されました。JPLのスティーブ・チェスリー(Steve Chesley)氏によると、望遠鏡では「ぼんやりとした小さな塊」にしか見えないという事です

 推定の直径はわずか45メートルですが、「今のところ軌道が地球と非常に近いため、定期的に異常接近することになる」とチョーダス氏は話しています

 最新の予測によると、2013年2月15日に地球へ大接近し、人工衛星がいくつか破壊される可能性があるといいます。ただしチョーダス氏によると、高度約2000キロ以下の低軌道を周回する国際宇宙ステーション(ISS)に危険が及びません

地球を周回する通信衛星
 地球を周回する通信衛星(資料画像)。

 しかし「2012 DA14」の軌道は現在も微妙に変化しています。チェスリー氏は、「正確な位置は特定されておらず、軌道の予測には常に不確定性が伴う」と言っています

詳しくは、、、

地球軌道のトロヤ群小惑星

Posted by moonrainbow on 25.2011 地球近傍天体(NEO)   0 comments   0 trackback
地球軌道のトロヤ群小惑星を初めて発見

全天の赤外線サーベイを目的としたNASAの赤外線天文衛星「WISE」が地球軌道のトロヤ群小惑星を発見しました。地球のトロヤ群は観測が非常に難しくこれまで見つかっていなかったのですが、地球近傍の天体捜索に的を絞ったデータの利用が今回の発見につながりました

地球と小惑星2010 TK7
地球と小惑星2010 TK7。青い点線が地球の軌道で、緑の線が2010 TK7の軌道です。(提供:Paul Wiegert, University of Western Ontario, Canada)

2010 TK7の実写画像
2010 TK7の実写画像。緑の丸で囲まれている小さな点が2010 TK7です。(提供:NASA/JPL-Caltech/UCLA)

トロヤ群小惑星とは
太陽の周りを回るある惑星の公転軌道上に位置し、太陽・惑星・小惑星が正三角形をなすような場所(L4、L5)にある小惑星群のことを指します(注1、注2)。火星や木星、海王星にはこのトロヤ群小惑星が既に見つかっていましたが、地球にもこのような小惑星が存在しているかどうかは今まで確認できていなかったのです。トロヤ群小惑星はそもそも非常に小さく、そのうえ地球から見た場合は太陽に近い方向に見えてしまうため、地球のトロヤ群小惑星を観測することは非常に難しかったのです

今回用いられたのは赤外線で全天のサーベイ観測を行っている赤外線天文衛星「WISE」による観測データで、その中でも地球近傍天体(NEOs)に対象を絞った「NEOWISE」の2010年1月から2011年2月までのデータです。

「NEOWISE」は火星と木星の間にあるメインベルトに15万5000個もの小惑星を観測し、また132個ものNEOsを新たに発見しています。データの解析から2つのトロヤ群小惑星の候補が発見され、そのうち2010 TK7と呼ばれるものはハワイ島マウナケア山にある「カナダ・フランス・ハワイ望遠鏡」によってフォローアップ観測が行われ、存在が確かめられました

小惑星2010 TK7は
直径が300mほどで、地球からの距離は約8000万km、少なくとも100年間は2400万km以内には近づかないことがわかっています。また、2010 TK7の軌道は地球の公転軌道面を南北に行ったり来たりするような非常に複雑な軌道を取っていることがわかりました(画像1枚目)

地球に近い軌道を取る小惑星は多く見つかっており、これらは将来の有人探査やロボットでの利用を考える上で有力な候補ですが、残念ながらこの2010 TK7は距離が遠すぎるため、その候補からは外れてしまうようです。

今回の発見により、「NEOWISE」のプロジェクトは未だ発見されていない地球近傍の天体を発見できる多大なる可能性を秘めていると言えそうです。

注1:「L4、L5」 このような3天体からなる重力の安定点をラグランジュ点と呼び、L1からL5まで5点あることが知られています。トロヤ群のうち、惑星よりも先行して公転している点がL4で前方トロヤ群と呼び、惑星の後ろからついてくる点がL5で後方トロヤ群と呼びます。

注2:太陽・惑星・小惑星ではなく、土星・土星の大衛星・土星の小衛星がトロヤ群を成しているものもあり、トロヤ衛星と呼ばれています。

2011年7月29日
Astro Artsより
 

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