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恒星「しし座AD星」で「スーパーフレア」の観測に成功

Posted by moonrainbow on 16.2020 ニュース   0 comments   0 trackback
大規模な恒星表面の爆発現象 京大など

「スーパーフレア」の観測に成功
「しし座AD星」(右手前)のスーパーフレアの想像図。黒点(表面中央の黒い部分)でスーパーフレア(白い部分)が発生し、惑星(左奥)との間にプラズマが放出されている=Ⓒ国立天文台

 恒星の表面で発生する大規模な爆発現象「スーパーフレア」の観測に成功したと、京都大などの研究グループが発表した。京大岡山天文台(岡山県浅口市)にあるアジア最大級の光赤外線望遠鏡「せいめい」を利用し、恒星「しし座AD星」を観測した。今回のスーパーフレアの規模は、太陽で発生する最大級のフレアの20倍に相当するという。論文は2020年7月10日、国際学術誌「日本天文学会欧文研究報告」電子版に掲載

 スーパーフレアは発生時期が不明で、太陽と似た星の場合は数百~数千年に1回程度しか起きない。観測の成功例は少なく、今回のように精度の高いデータを計測できたのは珍しいという

 太陽フレアは電磁波や放射線などを放射し、地球の磁場を乱すことから、通信障害や人工衛星の軌道変動など社会生活に大きな影響を及ぼす。太陽においても、太陽フレアの10倍以上の大きさのスーパーフレアが発生する可能性が指摘され、地球への甚大な影響が懸念されることから、その性質の解明が課題になっている。

 研究グループは、スーパーフレアの発生頻度が比較的高いとされるしし座AD星を対象に、東京工業大などの望遠鏡とも連携して、さまざまな波長の光を観測。当初、観測には18~20夜の期間が必要と想定していたが、実際には2019年3月22日から8・5夜という短期間でスーパーフレアを捉えることに成功した。これまでわからなかった光の波長のデータも詳細に判明。解析した結果、太陽フレアと同様の原理で発生を説明できることがわかった。

 研究グループの京大大学院博士課程3年、行方宏介さん(27)は「研究を重ね、太陽でスーパーフレアが起きればどうなるか、という重要な問いに答えたい」と話している


毎日新聞
2020年7月10日

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