宇宙への旅人
興味がある
人類終了まで残り10億年
地球の酸素が失われ生命活動ができなくなることが判明
東邦大学理工学部生命圏環境科学科とジョージア工科大学の共同研究グループが実施したシミュレーションによると、地球の大気に含まれる酸素は、あと10億年もすれば失くなってしまうのだそうだ
。
それは地球で生きる多細胞生物の寿命でもある。アンドロメダの衝突を待つまでもなく、酸素が失われ生命活動が維持できなくなるというのだ
。
地球の生命が活動停止する時期を予測
地球上で暮らしている生命は、永遠に繁栄し続けられるわけではない。究極的には、太陽がやがて燃え尽き、そのエネルギーを利用できなくなってしまう。
だが、酸素を吸って生きている生命の受難は、太陽の寿命が尽きるよりも早くやってくる。私たちはこの惑星でいつまで生きられるのか? 尾崎和海氏らは、地球がほとんどの動植物を維持できなくなる転換点を探ることにした。
そのために、地質学的時間スケールで大気に含まれる酸素に影響する要因を組み込んだ、包括的な数値モデルを開発。
過去6億年にまでさかのぼり、約40万通りのシナリオを含むシミュレーションを通じて将来的に地球の酸素がどのように変化するのか調べられた
。
Pixabay
10億年後に酸素が失われる
特に影響が大きかったのは太陽の活動だ。今から10億年後、太陽の膨張につれて地球の温度が上昇する。これまで熱を吸収してくれていた二酸化炭素が減少し始め、オゾン層も燃えて失われる。
二酸化炭素の減少は、植物の光合成にも影響し、酸素の生産量が低下。その一方でメタンが増加する。
二酸化炭素不足で思うように光合成できなくなった植物は、わずか1万年で絶滅。呼吸に利用できる酸素が失くなってしまうことも相まって、植物に頼って生きていた陸生・海生動物もまた絶滅する。
生き残れるのは、ごく小さな嫌気性の細菌だけだ。その状況は、地球上に動植物が誕生する以前の太古の時代によく似ているという。
酸素がなくなり10億年後に地球上の生命が絶滅
Pixabay
もともとわかってはいたことだが、今の地球環境が永遠に続くわけではないという事実が改めて突き付けられた。
私たちが遠い未来を生き抜くために必要なことは何か?今から準備しておく必要があるかもしれない。太陽の光をなんとかするか、太陽系以外に移住できる惑星を探すか、あるいは生命体そのものに、酸素のいらない環境に適応できる改造を施すか、SFの世界を参考にしながら考えてみよう。
この研究は『
Nature Geoscience
』(3月1日付)に掲載された
。
References:
東邦大学プレリリース
2021年03月07日
カラパイアより
≪ Beegie Adair Trio
Skylar Grey ≫
password
管理者にだけ表示を許可する
trackbackURL:http://earth38moon.blog115.fc2.com/tb.php/10841-211d599c
プロフィール
Author:moonrainbow
昔、"地球の旅人"の頃
レンタルHP
最新記事
The Bangles (09/27)
オリオン座B分子雲南部とNGC 2024 (09/27)
Joep Beving (09/26)
ハービッグ・ハロー天体「HH 211」 (09/26)
Andrea Vanzo (09/25)
小惑星「ベンヌ」で採取した石が地球に帰還 (09/25)
Walter Bishop, Jr. Trio (09/24)
地球に最も近いブラックホール (09/24)
Vanessa Williams (09/23)
渦巻銀河「NGC 4632」 (09/23)
カテゴリ
はじめに (8)
地球 (212)
宇宙ステーション (63)
月 (171)
太陽 (62)
火星 (464)
太陽系 (444)
太陽系外惑星 (324)
衛星 (169)
彗星 (67)
UFO (208)
宇宙人 (9)
天の川 (156)
地球近傍天体(NEO) (8)
グリーゼ581 (3)
超巨星 (1)
銀河 (315)
銀河団 (70)
銀河群 (1)
超新星 (8)
ブラック・ホール (261)
白色矮星 (22)
中性子星 (21)
クオーク星 (1)
クエーサー (35)
褐色矮星 (21)
赤色矮星 (8)
星雲 (218)
赤色巨星 (9)
黄色超巨星 (1)
星団 (47)
暗黒物質 (63)
ダークエネルギー (6)
暗黒銀河 (4)
宇宙 (733)
宇宙の誕生 (108)
宇宙の果て (14)
宇宙の最後 (4)
暗黒流動 (3)
ゼロの世界 (3)
ミクロの世界 (2)
時空 (8)
パラレルワールド(Parallel world)) (5)
旅人達 (0)
神戸への旅 (1)
地球の旅人 (2)
宇宙への旅 (267)
宇宙物理学 (17)
相対性理論 (5)
天体物理学 (3)
宇宙生物学 (3)
ハッブル宇宙望遠鏡 (16)
宇宙望遠鏡 (4)
国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクト (1)
Mitaka (1)
宇宙情報センター/SPACE INFORMATION CENTER (1)
Google sky (1)
推薦リンク (2)
ニュース (323)
科学 (173)
疑似科学 (2)
映像で説明 (12)
宇宙=未知への大紀行 (49)
癒しの音楽 (5077)
映画・ドラマ (19)
未分類 (144)
プリザーブドフラワー (3)
フィンランド (0)
原子力発電所 (3)
「反戦争」と「脱原発」 (4)
宇宙太陽光発電 (5)
タイムトンネル (2)
重力レンズ (7)
翻訳 (1)
ダーク球状星団 (1)
宇宙エレベーター (3)
浮遊惑星 (9)
重力波 (14)
ワームホール (11)
次元 (1)
ホワイトホール (1)
ダイソン・スフィア(ダイソン球) (1)
宇宙国家「アスガルディア」 (1)
分子雲 (2)
高速電波バースト (5)
タイムトラベル (3)
恒星流 (1)
「無限」 (1)
異星人(エイリアン) (1)
暗黒星雲 (1)
ファーストスター (4)
惑星探査衛星「TESS」 (1)
恒星間小惑星 (1)
電波銀河 (1)
「アルファ星C(プロキシマ・ケンタウリ)」 (1)
パルサー (3)
宇宙出産 (1)
ミッシング・バリオン (1)
太陽系外衛星 (1)
矮新星 (1)
マグネター (5)
「原始ブラックホール」 (1)
ワープ航法 (1)
超新星爆発 (2)
反物質星 (1)
銀河風 (1)
中性子星 (3)
宇宙望遠鏡「ジェイムズ・ウェッブ」 (4)
宇宙望遠鏡「ナンシー・グレイス・ローマン」 (1)
商用宇宙ステーション「オービタル・リーフ」 (1)
「重力マイクロレンズ法」 (1)
量子通信 (1)
天宮号宇宙ステーション (2)
月周回宇宙ステーション「ゲートウェイ」 (1)
宇宙都市 (1)
「ホーキング放射」 (1)
ダークマター星 (1)
リンク
火星砂漠研究基地
HANA CAFE
Hana Cafeオーナーのブログ
クィーンズトラベル(株)
(株)エムビーエイ
ファンシーショップ・HOSONO
日々の暮らしを「さりげなく」
normal life
NPO法人・日本火星協会
日本惑星協会
NASA Curiosity's Image Gallery
宇宙航空研究開発機構(JAXA)
国際宇宙ステーション(ISS)を見てみよう!
国立天文台
宇宙進化研究センター・宇宙大規模構造研究部門
宇宙情報センター
XMASS
IPMU(数物連携宇宙研究機構)
高エネルギー加速器研究機構(KEK)
壁紙宇宙館
ナショナルジオグラフィック ニュース
宇宙開発情報
HubbleSite
SKY-MAP.ORG
Astro Arts
Yahooニュース(NASA)
CNN.co.jp
NASA Latest News
SORAE(ヤフー)
宇宙科学研究本部キッズサイト
sorae
カラパイア
ギズモード
i-Mart
Space Art
New Horizons
Wired(Nasa)
Yoko's 人生=旅 on this Blue Planet
不公正な国家賠償訴訟
刺し子・刺しゅう & 暮らしの記
地球ワーキングトラベラー見聞記
空を見る余裕
旅レポート
夢の途中
amiのSydney・札幌お楽しみレイキ講座
TOCANA
eclの道楽
ATLAS
Forbes
ムーweb
管理画面
このブログをリンクに追加する
カレンダー
08
| 2023/09 |
10
日
月
火
水
木
金
土
-
-
-
-
-
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
ブロとも申請フォーム
この人とブロともになる
QRコード