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地球上の生命が滅びるのは?

Posted by moonrainbow on 19.2022 地球   3 comments   0 trackback
地球上の生命が滅びるまで、あとどのくらい?思っているより時間はないのかもしれない

地球の運命

地球の運命は、太陽と共にある。そこから考えると、地球にはまだ50億年ほど時間が残されているが、我々人類は、そこまで長く生きられないという。

 太陽は水素を燃やしながら徐々に明るくなり、地球もどんどん熱くなる。こうした太陽による温暖化に、地球の生物圏は負のフィードバックでどうにか対抗してきた。

 だが、それもあと10億年もすれば機能しなくなる。その時が、地球上のすべての生命が死滅するときだという


地球に残された時間は約50億年
 
地球の運命は、誕生する前からもう決まっている。世界はそのエネルギーを太陽に依存しているが、その太陽ですら永遠ではないからだ。

 ほかの星と同じく、太陽もまた自らの重力と戦っている。1.989×10^30kgの質量が押しつぶされることで、水素原子核が押し出され、融合して”より軽い”ヘリウムなどになる。

 するとE=mc2の原理により、融合前後の重さの差の分がエネルギーに変換されて光となる。これが太陽を輝かせ、地球の生物はその恩恵を受けることができる。

 しかし燃料を燃やせば、やがて燃え尽きる。今現在、太陽のコアにはたっぷりの水素と核融合を起こせるだけの圧力と温度がある


 だが今から50億年も経過した頃には、コアの水素は枯渇。もはや不活性なヘリウムしか残されておらず、コアにかかる重力の圧力が強まる。この時点になると、太陽に残された寿命は1億年ほどだ。

 太陽はエネルギーの流れをどうにか維持しようと、必死に自らを改造する。

 だが、やがてはコアが縮小するとともに、外側が膨張して、いわゆる「赤色巨星」に変化する。その時、おそらくは地球を飲み込むほどに巨大化すると考えられている。

 つまり、地球の一生は、これまで暖かな恵みであった太陽に飲み込まれて終わるのである


地球の運命1
photo by iStock

地球内生命に残された時間は約10億年
 
だが、これはあくまで地球の最後の話だ。地球が滅びるまであと50億年残されているとしても、地上で生きる私たちに残された時間はずっと短い。

 問題となるのは、やはり太陽と重力の争いだ。今、太陽のコアでは順調に水素が燃えているが、変化はすでに起きている。

 水素が1キロ燃えるごとに、太陽の内部はわずかに収縮し、ほんの少しだけ温度が上昇する。じつは核融合によってエネルギーが生み出される割合は、温度にとても敏感だ。

 ほんの少しコアの温度が上がるだけで、太陽は目に見えて明るくなる。つまり太陽はこれまでも、これからも、少しずつ明るくなるということだ


地球の運命2
photo by iStock
 
こうしてジリジリと増し続ける輝きが、太陽が赤色巨星になるずっと前に、地球の生物をこの世から消し去る。なぜなら太陽の輝きの増加は、そのまま地上の温度上昇につながるからだ。

 これまで地球の生物圏は、「負のフィードバック」と呼ばれる方法で、この温度上昇に対抗してきた。

 たとえば、地表の温度が上がると、生物圏は雲の反射率が高くなるように作用し、余分な日光を宇宙に跳ね返す。

 しかし、それにも限度がある。太陽がどんどん明るくなれば、いずれ生物圏は負のフィードバックによっても対抗できなくなる。

 ここで鍵を握るのは、海の蒸発だ。水蒸気には、温暖化の主犯とされる二酸化炭素よりもずっと強力な温室効果がある。

 太陽が明るくなり、海水が大量に蒸発するようになると、大気は水蒸気で満たされ、水蒸気の温室効果が暴走し出す。

 負のフィードバックが正のフィードバックになるのだ。

 海が蒸発し、水蒸気が地球を熱くする。すると、さらに蒸発が進み、いっそう海が蒸発する。最後は、地球のどんな生命も耐えられないほど高温になる。これが私たち地球の生命の終わりだ。

 では、その地球の生物には、あとどのくらい時間が残されているのだろうか?

  残念ながら、私たちにはあと10億年ほどしか残されていない。多少の不確実性はあり、あと15億年と推定した最近の研究もある


地球の運命3
photo by iStock

宇宙の知的生命についての深淵な疑問

 いずれにせよ、地球自体の寿命があと50億年なのに比べれば、私たちに残された時間はずっと少ないのだ。

 こうした考察から、宇宙のどこかに存在するかもしれない知的生命について、とある深淵な問いが浮かんでくる。

 地球の生命が誕生したのは35億年以上前だとされている。それに対して現生人類が誕生したのは、たかだか20万年前のことだ。

 その時点で私たちには10億年しか残されていないということは、人類は地球に生命が存在できる期間のむしろ終わりに近づいた頃に誕生したということになる。

 このことは、宇宙における知的生命体の存在について、何を物語っているのだろうか


2022年12月14日
カラパイアより

こんにちは。
今日の記事内容はかなり深刻です。ヒトの所為で百万単位でヒト以外の生物/植物が消滅している訳で、今以上に地球上の自然のバランスが崩れれば、生命を維持できなくなる可能性が大。
殺虫剤、除草剤、放射能汚染、薬害、怪しいパンデミック騒動等々、状況は人為的要因で日々さらに逼迫しているようです。
日本の政治はどうしようもない状態に突入。
これで日本が実際に戦闘に巻き込まれる事態になれば、お終いですね。
想像するのも嫌になりますが、頭隠して尻隠さず、ではダメなので、できることは続ける予定です。
2022.12.19 14:21 | URL | yokoblueplanet #- [edit]
yokoblueplanetさん


おっしゃる通りです。
地球はまだ存続してくれるでしょうが、
人類が自ら人類を滅ぼしていくのでしょうね。
人間の馬鹿さで、後、100年ほどだと僕は思っています。
2100年には地球上には人類はいないのでしょう。
今年は特にその現実を見せられたと思います。
世界中でその兆候が表れていましたね。

それに、輪をかけて日本の馬鹿さには呆れるばかりです。
日本の政治はとんでもない方向に進んでいますね!
それを支持している日本人には絶望です。

来年から、月や火星に人類が移住する為の計画が加速していきます。
それだけが唯一の救いと思っています。


2022.12.20 11:14 | URL | moonrinbow #- [edit]
こんにちは。
火星ですが、マスクは火星がさらに近づいていると先日話していましたね。
火星や他の居住可能な惑星にヒトが移住できたとしても、命をつなげる事が果たして可能なのか?大きな疑問です。
放射性物質に対する耐性がヒトにはありませんから。
マスクの頭の構造は、簡単に言うと想像を超える部分があるので、次に何を開発して実現するのか分かりませんが、政治の力に潰されないことを祈ってます。
2022.12.20 15:32 | URL | yokoblueplanet #- [edit]

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