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国立天文台の動画『宇宙へのとびら』

Posted by moonrainbow on 09.2023 ニュース   0 comments   0 trackback
宇宙への扉を開け!-新作動画を公開

天の川のかたち【シリーズ 宇宙へのとびら エピソード1】



国立天文台は、天文学のトピックを取り上げた動画『宇宙へのとびら』シリーズ3本を制作しました。どれも10分ほどの動画で、天文学の中でもわりと新しく、わかりやすい話題を取り上げてみました。今回その第1弾、エピソード1『天の川のかたち』を公開しました。制作にあたり、作品に込めた思いをお伝えしたいと思います

天文学はエキサイティング

天文学というと、完成された古臭い学問と感じる方もいらっしゃるようですが、現代の天文学は、宇宙という奥行きが138億光年もある、とんでもなく広い空間と、そこに散らばる天体を研究対象にしています。観測技術の向上に伴い、ブラックホールシャドウの撮影に成功したり、アストロバイオロジー(直訳すると宇宙生物学)という新しい研究分野ができたりと、天文学はいま大きな進展を見せています。ぜひ多くの方、とくに中学生や高校生に見ていただいて、天文学がじつはとてもエキサイティングな分野であることを知ってもらえればと思います

オープニング映像
オープニング映像のワンカット(クレジット:国立天文台)

誰にでも楽しんでもらえるよう

私は、以前から科学コンテンツをエンターテインメント性のあるものにできないかと考えていました。教科書を映像にしたようなものではなく、ストーリー性とエモーショナルな感じを加えた、映画のような、かっこよくて、より視聴しやすいものにです。とくにこのシリーズでは、とにかくエキサイティングな天文学を知ってもらいたかったので、現代の天文学の話題を、すこし砕けた感じのナレーションでテンポよく進めて行くスタイルにしようと思いました。と同時に、これまでに解明されたことだけでなく、これからもまだ研究の余地が残されていることにも触れ、将来の研究者へのバトンタッチで終わる形にしてみました

映画の雰囲気を目指して

今回のシリーズの構想は、当初かなり迷走していまして、どんなテイストにしようか悩んでいました。エンターテインメント性のある作品のテイストを考えるのは、たいへん骨が折れます。テイストさえ決まれば、半分はできたといってもいいかもしれません。七転八倒した挙句、思い出したのが某外国映画でした。その映画の主人公は、高飛車だし、ふざけた態度だけど、ホントは隠れた実力の持ち主。そんな人が案内役になる作品があったらおもしろいかなぁ、と以前から空想していたのです。その主人公の日本語吹き替えが、今回ナレーションをお願いした、声優の平田広明(ひらた ひろあき)さんでした。

しかし平田さんに「あの役でお願いします」というわけにもいきません。某外国映画のメインテーマ曲が12分の8拍子であることに気づき、映画のリズム、雰囲気に近いものをBGMバンクから苦労して選曲しました。ナレーション収録の時、それらの曲をバックに流し、それとなく平田さんに訴えてみたのですが……いかがでしょうか?


スタジオでの作業
スタジオでの作業の様子(クレジット:国立天文台)

おわりに

今回、エピソード1『天の川のかたち』を公開しました。視聴する際は、できればパソコン画面いっぱいに映像を広げてご覧ください。美しく、迫力あるシーンが楽しめると思います。さらにこの動画シリーズで、多くの方に天文学に興味を持っていただけたらと思います。あなたの頭の上、空のすぐ向こうに謎とその答えはあるのです! そしてさらにさらに、この動画がキッカケとなって研究者に……それはちょっと欲張りすぎでしょうか? まずは肩の力を抜いて、映像を楽しんでいただけたらと思います。

エピソード2と3は、3月と5月の公開を予定しています。ご期待ください!

文:塩谷保久(国立天文台 天文情報センター)


2023年2月 2日
国立天文台より

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