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40光年離れた惑星の砂嵐

Posted by moonrainbow on 01.2023 太陽系外惑星   0 comments   0 trackback
ジェームズ・ウェッブ望遠鏡、40光年離れた惑星の砂嵐を検出(海外)

40光年離れた惑星の砂嵐を検出
太陽系外惑星「VHS1256b」のイメージ図。

NASAのジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)が、40光年離れた惑星の砂嵐を発見した

この「スーパー木星」の雲は、非常に熱くて細かい砂のような粒子で構成されているという。

JWSTの優れた能力の1つは、光だけで未知の惑星の大気の構成を分析できることだ。

アメリカ航空宇宙局(NASA)のジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)がその威力を証明した。地球から40光年(約38兆km)離れた惑星「VHS1256b」に渦巻く砂嵐を発見したのだ。

JWSTの優れた能力の1つは、別の天体の大気を分析できることだ。太陽と地球のラグランジュ点L2を中心とした軌道を周回しながら、JWSTは遠くの天体を観測し、その大気を通過して届く光の赤外線スペクトラムを分析する。

スペクトラムが異なれば成分も異なるため、遠くの天体の大気に含まれるガスや蒸気を正確に示すことができるのだ。

「画像は1000の言葉の価値があると言われるが、天文学者にとってのスペクトルは1000の画像の価値がある」と、宇宙望遠鏡科学研究所の研究員であるアントネラ・ノータ(Antonella Nota)は以前述べている。

2つの恒星を周回する、煙のような砂の雲で覆われた高温で若い惑星
NASAが2023年3月22日に発表したニュースリリースによると、惑星「VHS1256b」の雲は、非常に細かい砂のようなケイ酸塩の粒子で構成されているという。

イギリスのエディンバラ大学とエディンバラ王立天文台の教授であるベス・ビラー(Beth Biller)は、「煙の粒子ほどのサイズのケイ酸塩というのは、砂粒のようなものだが、それよりもずっと細かい」とBBCニュースに語っている。

「VHS1256bの雲はそのようなものでできているようだが、かなり高温になっている。この惑星は高温で若い天体だ」とビラーは述べ、雲の温度はろうそくの炎と同じぐらいだろうと付け加えた。

大気圏の最上層では、ケイ酸塩の雲は摂氏830度という灼熱の温度になっているという。

JWSTが収集したデータからは、水、メタン、一酸化炭素、二酸化炭素の存在を示す証拠も検出されており、「太陽系外の惑星で一度に確認された分子の数としては最大」だとNASAは述べている


2023年3月28日
BUSINESS INSIDER JAPAN

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