アルテミス計画の第2弾、宇宙飛行士4人決定 2024年に月周回
アルテミス2に搭乗することが決まったNASAのクリスティーナ・コック氏(左)とビクター・グローバー氏(中央上)、レイド・ワイズマン氏(中央下)、カナダ宇宙庁のジェレミー・ハンセン氏=NASA提供
米航空宇宙局(NASA)とカナダ宇宙庁(CSA)は3日、再び人類の月面着陸をめざす「アルテミス計画」の第2弾「アルテミス2」として、2024年に予定している宇宙船オリオンの月周回飛行に搭乗する宇宙飛行士4人を発表した。新たに開発したオリオンでの初めての有人飛行となる。
選ばれたのはNASAの宇宙飛行士3人と、CSAの1人。NASAの3人は、ともに海軍戦闘機の元パイロットのレイド・ワイズマン氏(47)とビクター・グローバー氏(46)と、NASAや米国海洋大気庁(NOAA)研究者だったクリスティーナ・コック氏(44)。いずれも国際宇宙ステーション(ISS)での滞在経験がある。
CSAの1人はカナダ軍戦闘機の元パイロットのジェレミー・ハンセン氏(47)で、初めての宇宙飛行となる。
グローバー氏は「有人宇宙飛行はマラソンであり、短距離走ではないと言われるが、私は短距離走の連続で、世代を超えたリレーのようなものだと思う。私たちはその中でバトンを持たせてもらったとき、ベストを尽くす。それが国家間と自国の平和の源となるよう願っている」と語った2023年4月4日
朝日新聞デジタルより