fc2ブログ

パルサー「 PSR J0348+0432 」で解った”アインシュタインは正しかった”

Posted by moonrainbow on 10.2013 相対性理論   0 comments   0 trackback
極限状態でも破綻しなかったアインシュタインの一般相対性理論

高速で自転している大質量のパルサー(中性子星、右)と、白色矮星(左)の想像図
毎秒25回転という高速で自転している大質量のパルサー(中性子星、右)と、その周囲を2時間半に1回の速度で軌道運動している白色矮星(左)の想像図(2013年4月25日公表)。ESO提供

物理学者アルバート・アインシュタイン(Albert Einstein)が1915年に発表した一般相対性理論は、約7000光年のかなたでの観測史上最も厳しい極限状態での検証にも耐えたとする論文が、2013年4月25日の米科学誌サイエンス(Science)に発表されました

 論文の主著者で、マックス・プランク電波天文学研究所(Max Planck Institute for Radio Astronomy)の博士課程学生、ジョン・アントニアディス(John Antoniadis)氏を中心として行われた今回のプロジェクトでは、パルサー(中性子星)と呼ばれる高速で自転している大質量星とその伴星の白色矮星が、目が回るような速度で軌道運動をしている様子が観測されました。白色矮星は、比較的小型で非常に高密度の星で、外層部の大部分を失って一生を終えつつある星です

PSR J0348+0432」と名付けられたこの連星系では、パルサーが毎秒25回転で自転しており、その周りを白色矮星が2時間半に1回の速度で軌道運動しています

Artist’s impression of the pulsar PSR J0348+0432 and its white dwarf companion



 こうした異様な相互作用によって、果たして一般相対性理論の限界が浮き彫りになるのでしょうか。一般相対性理論では、重力は時空の実体であり、内部にあるものによってゆがむものと説明されています

 一般相対性理論では、重力によって光の進路さえもが曲げられると予測されています。天文学者らは、この光を望遠鏡で観測することで、これを検証できます。今回の観測には、チリにある欧州南天天文台(European Southern Observatory、ESO)の大型望遠鏡VLT(Very Large Telescope)が使用されました

 アントニアディス氏は「この連星系をESOのVLTで観測し、パルサーの周りを回ることによって生じる白色矮星の光の変化を検出した」と話しています。「その場で簡単な解析を行ったところ、このパルサーは極めて重量級の星であることが分かった。質量は太陽の2倍で、現在知られている中で最も重い中性子星であり、基礎物理の実験室として絶好の星だった」

 科学者らは、すでに量子物理学と矛盾しているアインシュタインの一般相対性理論が、極限状態のある時点でもはや成立しなくなるのではないかとみていますが、今回のアントニアディス氏らの観測では、重力放射の量を一般相対性理論が正確に予測していたことが明らかになりました

 同研究所のパウロ・フレイレ(Paulo Freire)氏は「この連星系は、一般相対性理論の破綻が見られるほどの極限状態になっているかもしれないとみていたが、アインシュタインの予測はその検証にもまったく問題なく耐え抜いた」と述べています

2013年04月26日
AFPより

  • password
  • 管理者にだけ表示を許可する

trackbackURL:http://earth38moon.blog115.fc2.com/tb.php/4344-ba2d0b8d

プロフィール

moonrainbow

Author:moonrainbow
昔、"地球の旅人"の頃




服と鞄と雑貨の販売をしています

カテゴリ

カレンダー

01 | 2024/02 | 03
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 - -

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード