ノーベル物理学賞はヒッグス粒子の理論提唱の2名に2013年のノーベル物理学賞が、イギリスのピーター・ウェア・ヒッグス(Peter W. Higgs)さんとベルギーのFrançois Englertさんに授与されます。すべての物質に質量を持たせるヒッグス粒子発見につながる理論への貢献によるものです。

Englertさん(左)とHiggsさん。2012年7月4日にCERNで行われたヒッグス粒子発見の発表にて(提供:Maximilien Brice/CERN)
2013年度のノーベル物理学賞が、英エディンバラ大学のPeter W. Higgs名誉教授と、ベルギー・ブリュッセル自由大学のFrançois Englert名誉教授に贈られることが決定しました。
1964年、2人は素粒子が質量を持つしくみについての理論(BEHメカニズム)をそれぞれ独自に発表しました。故Robert BroutさんもEnglertさんとの共同研究において貢献しています。
2012年7月、スイス・ジュネーヴ郊外の欧州原子核研究機構(CERN)における実験で、すべての物質に質量を与えるヒッグス粒子が発見されました。理論が証明されたことにより、半世紀の時を経てノーベル賞授与が実現しました。
François Englert氏1932年、ベルギー・エテルベーク生。ブリュッセル自由大学名誉教授。
Peter W. Higgs氏1929年、英ニューカッスル・アポン・タイン生。キングスカレッジ・ロンドン博士号。エディンバラ大学名誉教授。
2013年10月9日
Astro Artsより