米航空宇宙局(NASA)の無人探査機「ニューホライズンズ」が撮影した最新の冥王星の画像を公開無人探査機ニューホライズンズが撮影した冥王星。冥王星(左)の下部には黒っぽい点のようなものが並んでいる。(NASA提供)
違う面の冥王星と衛星カロン。(NASA提供)
米航空宇宙局(NASA)は2015年7月1日、7月中旬に冥王星(Pluto)に最接近する無人探査機「ニューホライズンズ(New Horizons) 」が撮影した最新の画像を公開しました。探査機による冥王星の観測は史上初です。今回は過去に公表した画像より詳細で、冥王星の表面に黒っぽい点のような部分が並んでいる様子が初めて明らかになりました。
2015年6月下旬に撮影された画像2枚を公開しました。明るい茶色の冥王星のそばに、暗い灰色の衛星カロンも写っています。冥王星の赤道付近には、直径約500キロほどの黒っぽい点が等間隔で並んでいました。今後、探査機が冥王星に近づき、より詳細な画像データが得られれば、正体がわかる可能性が高いです。
ニューホライズンズは現在、冥王星から1300万キロほど離れた空間を、冥王星から見て秒速14キロで移動中です。2006年に打ち上げられ、9年以上かけて観測目的の冥王星付近にたどり着きました。
June 30, 2015, View of Pluto and Charon from New Horizons 朝日新聞デジタルより
2015年7月3日