矮小銀河「RGG 118」の中心に史上最も軽いブラックホール

Posted by moonrainbow on 19.2015 ブラック・ホール   0 comments   0 trackback
史上最軽量の超大質量ブラックホール

銀河「RGG 118」
銀河「RGG 118」。(中央)可視光線、(右上)X線(提供:X線:NASA/CXC/Univ of Michigan/V.F.Baldassare, et al、可視光線:SDSS)

矮小銀河の中心に、太陽の5万倍の質量を持つブラックホールが見つかりました。銀河中心にある超大質量ブラックホールとしては史上最も軽いもので、こうした天体がどのように作られるかを知る手がかりとなります

へび座の方向約3億4000万光年彼方の矮小銀河「RGG 118」をNASAのX線天文衛星「チャンドラ」とチリの口径6.5mクレイ望遠鏡で観測したところ、その中心に「軽い」超大質量ブラックホールが見つかったのです

銀河中心付近のガスの運動から、ブラックホールの質量は太陽の5万倍と見積もられました。銀河中心の超大質量ブラックホールとしては、従来知られていた最も軽いものの半分以下です。天の川銀河の中心にあるブラックホールと比べると100分の1、最も重い超大質量ブラックホールと比べると20万分の1に過ぎないのです。

その軽さの一方で、RGG 118の中心ブラックホールに吸い込まれる高温ガスの特徴は、他の超大質量ブラックホールに見られる性質と一致しています。また、ブラックホールの質量と銀河中心の星々の速度範囲には一定の関係があることが知られており、RGG 118でも同様の関係にあります

「軽い超大質量ブラックホールも、重いものとよく似たふるまいを見せることがわかりました。つまり、銀河中心のブラックホールは質量に関わらず同じように成長するということです」(ミシガン大学 Amy Reinesさん)。

超大質量ブラックホールは、種となる小さいブラックホールが合体を繰り返すことで形成されると考えられていますが、その種の作られ方には主に2つの説があります。太陽の1万倍から10万倍程度の質量を持つガス雲が崩壊してできるというものと、太陽質量の100倍という巨大な星が燃料を使い果たし超新星爆発を起こした後にできるというものです

どの形成モデルがより正確なのかを知り、ブラックホールの成長に関してさらに理解するため、軽い超大質量ブラックホール探しは続来ます

A Tour of RGG 118



2015年8月14日
Astro Artsより

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