ミッション「AIDA」(Asteroid Impact & Deflection Assessment)

Posted by moonrainbow on 17.2015 科学   0 comments   0 trackback
小惑星に宇宙船を衝突させて軌道を変更させます

小惑星ディディモスと周回する小さな衛星「ディディムーン」
小惑星ディディモス(Didymos)を周回する小さな衛星「ディディムーン(Didymoon)」。米航空宇宙局(NASA)と欧州宇宙機関(ESA)は、この小惑星に宇宙船を衝突させて、その軌道を変更させるミッションに取り組んでいます。

米航空宇宙局(NASA)と欧州宇宙機関(ESA)は、小惑星に宇宙船を衝突させてその軌道を変更することができるのかをテストするミッションに取り組んでいます。現在計画されている標的は、小惑星ディディモス(Didymos)を周回する小さな天然の衛星で、科学者らは「ディディムーン(Didymoon)」という愛称で呼んでいます

このミッション「AIDA」(Asteroid Impact & Deflection Assessment)の主要な目標は、「危険な可能性のある、地球に近い小惑星に宇宙船を衝突させ、その衝突による偏向を測定し、特徴づける能力をテストする」ことです

AIDAは2020年、ESAによる監視船「AIM」(Asteroid Impact Mission)の打ち上げで始まります。AIMは2022年5月にディディモスに到着し、この小惑星とその衛星を位置関係を測量します。これは、科学者が小惑星の連星系を調査する初のチャンスです

ディディムーン

最初の観測が完了する2022年10月、AIMが安全な距離に待避すると、NASAの宇宙船「DART」(Double Asteroid Redirection Test)が到着し、ディディムーンに衝突します

AIMは、この衝突で立ち上る煙の物質を分析し、その後も監視ミッションを継続していきます。できたクレーターの調査や、ディディムーンの軌道のあらゆる変化の追跡を行う予定です

ディディモスは、直径750mの小惑星です。ディディムーンは直径がわずか160mで、ディディモスの上空1.1kmを12時間で周回しています。地球上からの観測により、ディディモスの組成はおそらく「コンドライト」という石質であることがわかっていますが、ディディムーンの組成は現在わかっておらず、このミッションのなかで明らかにされます

ミッションAIDAは、2015年4月に最初の発表があり、その後9月30日(現地時間)、フランスのナントで開催された欧州惑星科学学会で、詳細が発表されました

NASAは最近、地球への小惑星の潜在的脅威を検知する宇宙望遠鏡「Sentinel」の打ち上げを模索していたB612財団への支援を撤回しましたが、欧米の両宇宙機関は、さまよう小惑星から地球を守ることへの関心は失っていないようです

Asteroid Impact Mission



WIREDより
2015年10月5日

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