NASAのディスカバリー計画は5つのミッション

Posted by moonrainbow on 14.2015 ニュース   0 comments   0 trackback
NASAディスカバリー計画に5つのミッションを一次選出

小惑星プシケ探査の想像図
小惑星プシケ探査の想像図(提供:JPL-Caltech / Corby Waste) .

NASAは次のディスカバリー計画の実施に向けて第一次選考を行い、28案の中から3つの小惑星探査と2つの金星探査ミッションを選定しました

「ディスカバリー」とはNASAの惑星科学部門によって管理される低コストの惑星ミッションのことです。過去のディスカバリー・ミッションには、小惑星ベスタと準惑星ケレスを探査する「ドーン」計画、太陽系外惑星探査を行う「ケプラー」計画、水星を探査する「メッセンジャー」計画などがあります。2016年には、火星の地質調査を行う「インサイト」計画が始動予定です

新たな計画については、今後1年かけてハードウェア設計やコスト分析、実験計画を進め、遅くとも2021年には5つのミッションからおそらく2つが正式採択となります。5つのミッションのうち3つは小惑星を目指すものです。金星を目指すミッションのうち1つでは、金星への降下が試みられることになっています。以下に5つのミッションの概要を紹介します

Psyche(プシケ)計画

小惑星帯の外側部分に位置する直径213kmの小惑星プシケ((16) Psyche)とランデブーする計画です。高いレーダー反射率と高い密度から、小惑星プシケは金属小惑星だと考えられています。金属でできた表面なのか、衝突などで地殻を失いマントルがむき出しになったのか。前者の場合、太陽系の形成とは全く異なるプロセスを想定しなくてはならないし、後者の場合は小惑星体のコアを精査する必要があります。いずれにせよ、新しい世界です

NEOCam(ネオカム)計画

地球近傍の未発見の小惑星を捜す計画です。比較的大きく、潜在的に危険な小惑星の大半は地球から発見できているものの、太陽に近い方向から飛来する小惑星を調査することは難しく、依然として数多くが未調査です

Lucy(ルーシー)計画(PDF):

木星のトロヤ群小惑星を偵察する計画です。小惑星エウリバテス((3548) Eurybates)、(21900) 1999 VQ10、(11351) 1997 TS25、および連星小惑星パトロクロス/メノイティオス((617) Patroclus/Menoetius)が対象となる見込みで、到達の途中で小惑星帯の1981 EQ5も訪問予定です。トロヤ群は木星軌道上、木星の前方と後方の力学的に安定なところに分布しています。太陽系形成のモデルによれば、多くのトロヤ群の起源はカイパーベルトにあるとみられています。トロヤ群を探ることで、太陽系のはるかに離れた領域についても得るものがあります

残り2つのミッションは金星への旅です

VERITAS(ベリタス)計画(PDF):

水平250m、垂直5mという高い解像度で金星をマッピングし、金星のデジタル標高モデルを生成する計画です。金星の3公転にわたって観測を行います

DAVINCI(ダビンチ)計画:

金星へ降下し、金星大気の化学組成を調べる計画です。活火山はあるのか、金星の地表は大気とどのように相互作用しているのか、といった長年の疑問に答えるものになると期待されます

2015年10月8日
Astro Artsより

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