冥王星に「青空」と「水の氷」

Posted by moonrainbow on 16.2015 太陽系   0 comments   0 trackback
NASA探査機が観測した冥王星に「青空」と「水の氷」

冥王星に「青空」
米航空宇宙局の無人探査機「ニュー・ホライズンズ」の搭載カメラが撮影した、冥王星を囲む青いもやの層の画像。NASA提供(2015年10月8日提供)。

冥王星に「水の氷」
冥王星の表面で、氷が露出した領域を青で示した画像。米航空宇宙局(NASA)の無人探査機「ニュー・ホライズンズ」が観測したデータに基づき作成された。NASAウェブサイトより(2015年10月8日取得)。(c)NASA/JHUAPL/SwRI

2015年7月に準惑星の冥王星に歴史的最接近を果たした米航空宇宙局(NASA)の無人探査機「ニュー・ホライズンズ(New Horizons)」の観測データから、冥王星には青い空と水の氷が存在することが判明したとNASAが2015年10月8日に発表しました

 太陽から遠く離れたカイパー・ベルト(Kuiper Belt)に位置する冥王星に関して、これほど詳細な観測結果が得られたのは初めてです。太陽系内の海王星の先にあるカイパー・ベルトは極寒の領域で、彗星や小惑星が多数存在します

 米サウスウェスト研究所(Southwest Research Institute)のニュー・ホライズンズ主任研究員、アラン・スターン(Alan Stern)氏は「カイパー・ベルトで青空だなんて、誰が予想できただろうか。これは素晴らしい」と話しています

 NASAは観測結果の発表と同時に、ニュー・ホライズンズの搭載カメラが撮影した、冥王星を囲む青いもやの層の画像を公開しました

 地球上の空が青く見えるのは、窒素の微粒子が太陽光を散乱するためです。一方の冥王星では、「光を散乱する粒子は、これより大きいながらもまだ比較的小さい、すすに似た粒子『ソリン(tholin)』だと思われる」と、サウスウエスト研究所の科学チーム研究員、カーリー・ハウェット(Carly Howett)氏は話しています

 NASAによると、ニュー・ホライズンズの膨大な最新観測データから得られた「2番目に重大な発見」は、地上に水の氷が露出している小さな領域が、冥王星に多数存在することです

 科学者チームは、ニュー・ホライズンズに搭載された「分光組成マッピング装置」と呼ばれる機器を用いて、冥王星表面のさまざまな部分にある水の氷の痕跡をマッピングしました

 科学者チームの1人、サウスウエスト研究所のジェイソン・クック(Jason Cook)氏は「冥王星表面の広い範囲で、露出した水の氷はみられない」「なぜなら、冥王星の大部分が、揮発性の高い他の種類の氷で覆われているようにみえるからだ」と話しています。「今後の課題は、水が今ある場所にしか現れず、他の場所ではみられない理由の解明だ」という事です

AFPより
2015年10月9日

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