土星の衛星エンケラドス

Posted by moonrainbow on 08.2015 衛星   0 comments   0 trackback
最接近した探査機カッシーニの画像

衛星表面の一部
「キルトのような氷の衛星」衛星表面の一部は、キルト生地のように亀裂が交差しています。この衛星の北極には、クレーターが多くデコボコした地域もあります。(PHOTOGRAPH BY NASA/JPL-CALTECH/SPACE SCIENCE INSTITUTE)

高度49kmの低空飛行中に撮影された、エンケラドスの地形の近接画像
高度49kmの低空飛行中に撮影された、エンケラドスの地形の近接画像
PHOTOGRAPH BY NASA/JPL-CALTECH/SPACE SCIENCE INSTITUTE

 土星の衛星エンケラドスに最接近したNASA探査機カッシーニから、最新の画像が届きました

 カッシーニは2015年10月28日、エンケラドスの南極付近に接近しました。そこには数十もの間欠泉が噴き出しています。間欠泉の源は氷の殻の下に広がる海であり、それこそが地球外生命を探す最重要地点と考えられています。上空飛行は約30秒間行われ、カッシーニは高度49kmの低空まで近づきました。その間にエンケラドスの間欠泉を通過し、噴き出す水を採取しました

エンケラドス最接近時の撮れたて画像をもっと見る(表面の詳細画像も)

 研究チームは、今後数週間にわたって間欠泉の組成を調査し、エンケラドスの海底に熱水噴出孔が存在するかどうかを調べる計画です。熱水噴出孔は、地球外生命にとってのエネルギー源となりうります

 それだけではなく、カッシーニは、謎の多いこの小さな衛星の写真を撮りまくりました。エンケラドスの南極には、この6年間ほど日光が当たっていません。そのため、衛星表面の画像は、土星光(土星とその環で反射した日光)に照らされたものです

 カッシーニは、12月に再びエンケラドスから約5000kmの距離まで接近し、衛星の温度を測定します。これは、衛星の内部構造を知る手がかりとなります。カッシーニは2017年にミッションを終えるため、12月の接近がエンケラドスとの最後の遭遇になります。今後土星へのミッションは計画されていないため、この衛星について知ることができるのは、これが最後のチャンスかもしれません

ナショナル ジオグラフィックより
2015年11月5日

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