銀河団「MOO J1142+1527」

Posted by moonrainbow on 10.2015 銀河団   0 comments   0 trackback
85億光年かなたに太陽の1000兆倍の質量を持つ巨大銀河団(NASA JPL

銀河団「MOO J1142+1527」
銀河団「MOO J1142+1527」。中央の赤い銀河が銀河団の中心(提供:NASA/JPL-Caltech/Gemini/CARMA) .

85億光年かなたに、質量が太陽の1000兆倍という巨大な銀河団「MOO J1142+1527」が発見されました。これほど遠方宇宙に発見された構造としては観測史上最大です

銀河団は数千個もの銀河の集まりであり、個々の銀河にはそれぞれ数千億個の星が存在しています。こうした銀河団が時間経過とともにどのように進化してきたのかを調べるには、若かったころの宇宙を観測すればいいのです。若い、つまり現在からはるか過去の宇宙を見るということは、光が届くのに時間がかかることを考えると、遠方宇宙を観測することと同じです

遠方宇宙からの光は、宇宙膨張の影響で波長が引き伸ばされます。したがって、こうした遠方銀河団の研究を行うには赤外線観測が有効です。米・フロリダ大学のAnthony Gonzalezさんらの研究チームはまず、NASAの赤外線天文衛星「WISE(現・NEOWISE)」による全天観測から作られたカタログを調べ、さらに赤外線天文衛星「スピッツァー」のデータと組み合わせることで対象を絞り込んでいきました。そうして見つかったのが、しし座方向の銀河団「MOO J1142+1527」です。W.M.ケック天文台とジェミニ天文台による観測から、MOO J1142+1527までの距離は85億光年であると計測されました

さらに、米・南カリフォルニアにあるミリ波干渉計「カルマ(CARMA)」が銀河団内に数千万度の高温ガスを検出し、それを元にして銀河団の質量が太陽の1000兆倍であると決定されたのです。初期宇宙において、これほど大質量の銀河団はおそらく一握りしか存在しないと考えられています。研究チームは引き続き1700個以上の銀河団候補をふるいにかけ、最大の銀河団を探す研究を続ける予定です

「最大の銀河団が見つかったら、次はその極端な環境において、銀河がどのように進化したのかを調べます」(Gonzalezさん)。

2015年11月6日
Astro Artsより

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