「ボーイング747-400」で人工衛星を打ち上げる

Posted by moonrainbow on 25.2015 ニュース   0 comments   0 trackback
ヴァージン・ギャラクティックが「ボーイング747」を再利用した衛星打ち上げを発表

ヴァージン・ギャラクティック

ヴァージン・ギャラクティックが、「ボーイング747-400」でロケットを成層圏まで運び、そこから人工衛星を打ち上げる計画を発表しました

ヴァージン・ギャラクティックが、同グループの航空機を「空中のロケットプラットフォーム」として再活用し、成層圏から人工衛星を打ち上げると発表しました。リチャード・ブランソンの宇宙航空会社であるヴァージン・ギャラクティックは、ヴァージン・アトランティック航空の古い航空機「ボーイング747-400」でロケットを高度40000フィートまで持ち上げ、この航空機を「移動する人工衛星発射プラットフォーム」にします

2001年に就航し、「偶然にも」コズミック・ガール(Cosmic Girl)と名付けられたこの747-400は、ヴァージン・ギャラクティックによるランチャーワン事業の専用ローンチ・ヴィークルになります

ランチャーワンのロケットは、従来の747では第5エンジンの位置だった左翼下に取り付けられます。ロケットは747-400から切り離された後(高度は未発表)、方向を見定めて、自らのエンジンを使って人工衛星を軌道に送り込みます

ヴァージン・ギャラクティックは、747-400によって、ほかのシステムよりも安価な打ち上げが可能になるとしています。同社は2015年9月、太陽同期軌道への200kgの打ち上げを1000万ドル以下で提供し、400kgまでのオプションが可能だと発表しています。従来のロケット打ち上げよりも安く、悪天候でも確実な宇宙へのアクセスを提供するのが狙いです。747は対流圏の上を飛ぶことが可能なので、多くの場合、悪天候があってもその上空を飛ぶことができます

ヴァージン・ギャラクティックは、迅速で柔軟、コスト効率のよい小規模な人工衛星打ち上げ方式には需要があり、747-400は「ペイロードを上空まで送り込み、最適な軌道を旋回する性能特性を実現する」と説明しています

商用の空中発射ロケットシステムは、ヴァージン・ギャラクティックのランチャーワンが初めてというわけではなく、米国のオービタル・サイエンシズ社が開発し、1993年に最初に打ち上げられた、積載量443kgのペガサスロケットは、これまでに42回の打ち上げを行っています

ペガサスロケットは、最初は米航空宇宙局(NASA)の「B-52」を母機として開発され、現在はオービタル・サイエンシズ社が所有する「スターゲイザー」(「ロッキードL-1011トライスター」の改造機)を母機としています。前回使われたのは、2013年のIRIS(Interface Region Imaging Spectrograph)による「スモール・エクスプローラー・プログラム」(SMEX)の打ち上げでした。さらに、16年と17年の打ち上げが計画されています

なお、人工衛星打ち上げサーヴィスは、ヴァージン・ギャラクティックが計画している宇宙航空ビジネスとは完全に分離される予定です。同社によると、パイロット1人が死亡した2014年の「スペースシップツー」の致命的な事故(関連記事)の後も、同プロジェクトの開発は続いています

Virgin Galactic - LauncherOne: The Small Satellite Revolution Is Here



WIRED.より
2015年12月12日

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