小惑星2013 TX68が地球に接近中!

Posted by moonrainbow on 19.2016 地球   0 comments   0 trackback
2016年3月5日に小惑星2013 TX68が地球スレスレを通過

小惑星2013 TX68
小惑星2013 TX68は、一部の人工衛星よりも地球に近いところをかすめるかもしれない。(PHOTOGRAPH BY ESA/NASA)

 小惑星が地球に接近しています。地球へ衝突することはまずないですが、かなりスレスレのところを通過しそうです。人工衛星より内側に近づく可能性もあり、太陽と重なり予測困難です

 NASAの発表によれば、小惑星2013 TX68は米国時間の2016年3月5日に地球をフライバイ(接近通過)します。推定されている最接近時の距離は、静止軌道衛星の高度の約半分である1万7000キロから、月までの距離の35倍ほどの1400万キロと大きな幅があります

 これはデータが十分にないためです。2013 TX68が観測されたのは、米アリゾナ州で実施中の地球近傍天体観測プロジェクト「カタリナ・スカイサーベイ」が、2013年に初めて見つけた時の一度きりです。当時、科学者たちはこの小惑星についてのデータをわずか3日間しか収集できなかったのです。3日後にTX68は太陽の前を通過したため、太陽の光に遮られて見えなくなってしまったのです

「軌道は計算できましたが、計算に使う基本的な値(具体的な運動の軌跡)に不確かな部分がありました」。プエルトリコにあるアレシボ天文台の小惑星科学者パトリック・テイラー氏は言う。以後、その予測は「わずかに修正された」という

 2013 TX68は現在、太陽の方向から地球へ向かって来ています。太陽光に遮られて姿が見えないため、最接近時の距離を正確に予測するのは難しいという事です

「フライバイの日には太陽の方向から外れるため、小惑星は急に明るくなって、どこかの観測プログラムがその姿を捉えてくれるでしょう。新たな観測結果が得られれば、その軌道はより明確となり、地球へどの程度接近したのかがはっきりすると思います」と、テイラー氏はみています

 フライバイ以降は、望遠鏡でより長い時間観測し、どれくらいの速さで自転しているのか、大きさはどれくらいか、またどんな物質でできているかなども調べられるだろうと、テイラー氏は期待しています。地球の軌道と交わる他の小惑星や彗星などの地球近傍天体についてもっとよく知るため、天文学者らは今回の観測結果に注目しています

チェリャビンスクで爆発した隕石の1.5倍

 今のところ、TX68 の大きさは直径30メートルと推定されています。これは、2013年にロシアのチェリャビンスクで爆発した隕石の1.5倍です。この爆発による衝撃波で、付近では窓ガラスが割れるなどして約1000人が負傷した。TX68級の小惑星が同じように空中で爆発すれば、その2倍のエネルギーを発すると見られています

「直径数十メートルの地球近傍小惑星は、100万個はあると考えられています。そのうち、発見されているのは大小様々なサイズのものが1万個程度です」と、テイラー氏

 今回は地球に衝突しないとされていますが、計算によると次にTX68が地球へ接近する2017年9月28日には、2億5000万分の1というきわめて小さな確率で地球に衝突する恐れがあるそうです。その後も2047年までに何度かフライバイが予測されており、これらの衝突の確率はさらに低いのです。NASAでは、今後観測が進めば、過去のほかの小惑星と同じように、確率はもっと小さくなるだろうと考えています

ALERT**MINOR PLANET Asteroid 2013 TX68 EARTH APPROACH March 3 -8, 2016



2016.02.19
ナショジオより

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