誕生から100万年ほどしかたってない恒星「HL Tau」に惑星を発見

Posted by moonrainbow on 27.2016 宇宙   0 comments   0 trackback
惑星が生まれる瞬間をとらえた、驚きの画像

若い星の周囲にできた塵の円盤の中央付近に、複数の惑星がある
若い星の周囲にできた塵の円盤の中央付近に、複数の惑星がある。形成のごく初期段階だ。(PHOTOGRAPH BY CARRASCO-GONZALEZ, ET AL.; BILL SAXTON, NRAO/AUI/NSF)

450光年かなたの若い恒星「HL Tau」の周囲で発見

 はるか宇宙のかなたに浮かぶ、曼荼羅にも似た巨大な円盤の中央付近で今、惑星が生まれようとしています。 いや正確には、成長途中かもしれない

 この惑星は生まれて間もない幼児であり、今はまだ単なる塵の塊にすぎません。地球の3~8倍の重力をもつこの原始惑星は、450光年かなたのおうし座にある若い恒星「HL Tau」の周りを回っています。「HL Tau」にごく近い場所に位置しており、一帯には複数の岩石惑星があると見られますが、この付近では通常、ぼんやりとした星の光以上のものを観察するのは非常に難しいのです

 2014年、アルマ望遠鏡がこの円盤の撮影に成功しました。円盤に走る複数の間隙は、惑星が形成される兆候と見られ、天文学者たちを大いに驚かせました。なぜならこの恒星は誕生から100万年ほどしかたっておらず円盤に間隙を刻むほど大きく成長した惑星をもつには若すぎるからです

 そこで研究チームは、2014~2015年にかけて、超大型干渉電波望遠鏡群(VLA)を使って周辺を数回にわたって観察し、アルマ望遠鏡とは違った手法で、塵に包まれた恒星の周辺の様子を確認しました。小さな惑星を発見したのは、その最中のことです

 形成中の惑星をここまで詳細に観察できたのは初めてのことですが、成長段階にある惑星をとらえた事例は過去にもありました。たとえば昨年『ネイチャー』誌には、ある遠い恒星の周辺で惑星「LkCa 15 b」が形成されつつあるのが確認されたという論文が掲載されています

 こうした若い惑星は、今はまだ塵が集まったいわば「胚」のようなものですが、数百万年後には、立派に成長を遂げた星となります

2016.03.24
ナショジオより

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