約61光年彼方の褐色矮星が検出されました

Posted by moonrainbow on 14.2016 未分類   0 comments   0 trackback
褐色矮星の軌道を観測し、質量を直接算出(University of Notre Dame)

褐色矮星HD 4747 B
褐色矮星HD 4747 B(中央下の光点)。中心の十字の位置に中心星のHD 4747があるが、星の光を隠して観測しているため黒くなっている(提供:Justin Crepp (University of Notre Dame) et al., Keck Observatory) .

ケック望遠鏡による観測で、約61光年彼方の褐色矮星が検出されました。年齢や組成だけでなく、これまでは理論モデルに頼っていた褐色矮星の質量も、軌道の観測から直接求められました

褐色矮星は質量が小さく、天体の中心で核融合反応によるエネルギーを生み出すことができない天体です。惑星と恒星の中間的な存在といえ、天体の進化を調べるうえで重要な対象ですが、研究は非常に難しいです。持続的な核融合反応が起こらないため、明るさがどんどん失われていくからです

米・ノートルダム大学のJustin Creppさんたちの研究チームはケック望遠鏡による観測で、くじら座の方向61光年彼方の7等星HD 4747の周りを回る褐色矮星「HD 4747 B」を発見しました。HD 4747には、過去18年に及ぶ精密なスペクトル観測から伴星の存在が示唆されていました

この連星系で、中心星と褐色矮星が同時に同じ材料から作られたと考えれば、褐色矮星の年齢や組成を推測できます。また、直接観測で軌道がわかれば、質量も求められます。とくに、これまで質量は理論的な進化モデルを使って計算されてきたので、観測から質量が求められればモデルを検証することができます

軌道の分析から、HD 4747 Bの質量は木星の約60倍と計算されました(核融合反応を起こすには木星の80倍の質量が必要)。これは、理論的な見積もりである木星の72倍という値をかなり下回っています。計算には数パーセント程度の誤差はあるものの、理論モデルの検証と改良、さらに系外惑星のモデル構築にも役立つ研究成果となりそうです

2015年4月7日
Astro Artsより

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