ケプラー1647b(Kepler-1647b)

Posted by moonrainbow on 14.2016 太陽系外惑星   0 comments   0 trackback
連星系を公転してハビタブルゾーンにある巨大惑星ケプラー1647b(Kepler-1647b)

2個の恒星とケプラー1647b
2個の恒星とケプラー1647b。想像図(2016年6月13日提供)。

天文学者チームは2016年6月13日、恒星2個の連星系を公転する太陽系外惑星を発見したと発表しました。系外惑星としては最大級で、主星からの距離は、人が居住可能な環境を形成し得る範囲にあるという事です

 ケプラー(Kepler)宇宙望遠鏡を用いてこの惑星を発見した米航空宇宙局(NASA)の天文学者チームは、米カリフォルニア(California)州サンディエゴ(San Diego)で開かれた米国天文学会(AAS)の会議で、今回の成果を発表しました

Kepler-1647b.jpg
Kepler-1647bを他のケプラーとの大きさの比較(Credits: Lynette Cook)

「ケプラー1647b(Kepler-1647b)」と命名されたこのガス状惑星は、木星ほどの大きさで、2個の主星の周りの広大な軌道を1107日、約3年かけて公転しています

 この種の惑星の発見は、2005年以降11件目となります

 2個の恒星を公転する惑星は「周連星惑星」として知られ、映画『スターウォーズ(Star Wars)』のルーク・スカイウォーカー(Luke Skywalker)の故郷として描かれた同種の架空の惑星にちなみ「タトゥイーン(Tatooine)」と呼ばれることもあります

 米サンディエゴ州立大学(San Diego State University)が発表した声明によると、ケプラー1647bは、2個の主星からの距離が、現在知られている他のどの周連星惑星よりも大きく、「いわゆるハビタブルゾーン(生命生存可能領域)内に惑星が置かれる」軌道にあるという事です

 その理由から、ケプラー1647bは、人が居住するのに暑すぎず寒すぎず、水が液体の状態で存在できる温度になっていると理論上は考えられますが、ケプラー1647bは木星のようなガス状惑星であるため、生命が存在する可能性は低いのです

 それでも、この惑星を公転する大型の衛星があれば、そこには生命も存在し得ます

 天文学専門誌「アストロフィジカル・ジャーナル(Astrophysical Journal)」に掲載予定の研究論文によると、44億年前に誕生した、地球とほぼ同年齢のケプラー1647bは、その2個の主星も太陽と似ており、片方は太陽よりやや大きく、もう片方は太陽よりやや小さいといそうです

 はくちょう座の近くに位置するケプラー1647bは、地球から約3700光年の距離にあります

AFPより
2016年6月14日

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