火星を居住可能(厚い大気や海が復活する?)にする「人工磁気フィールド」

Posted by moonrainbow on 17.2017 火星   0 comments   0 trackback
NASAは火星を居住可能にする「人工磁気フィールド(Artificial magnetic field)」構想中

火星に人工磁気フィールドを作成

地球を居住可能にし、そしてそれ以外の太陽系の惑星への居住を難しくしている理由のひとつに「磁気圏」があります。地球のようにある程度の磁気を帯びていないと、さんさんと降り注ぐ太陽風を防ぐことができないのです。そこで、現在NASAは「火星に人工磁気フィールドを作成」して居住可能な環境に作り変えることを構想しています
 
Planetary Science Vision 2050 Workshopにて語られたこの構想では、火星のラグランジュ L1地点に強力な磁気双極子を設置。そして太陽から吹き付ける粒子を、まるで盾のように防ぎます。そして火星大気が増える環境を作り出し、大気により火星が暖かくなって地下の水分が溶け出し、「海」をも復活させられるかもしれないのです
 
かつて、火星は地球のように十分な磁気圏を持っていたと推測されています。この磁気圏により火星には大気や「海」があったと推測されているのですが、約42億年前の磁気圏の消失とともに宇宙線によって大気が削り取られ、現在のような赤い乾ききった惑星になったというのです
 
もちろんこの計画で火星を住みよい環境にするには、長い年月が必要なことが予測されています。NASAの惑星科学部門のディレクターのJim Green氏も「これは想像的(空想的)なアイディアだ」と語っているのです。なお、人工磁気フィールドの生成には「1〜2テスラ」ほどの磁束密度が必要だとされています
 
現在火星は有人探査計画だけでなく、スペースXのイーロン・マスク氏による移植計画までもが持ち上がっています。そんなとき、この人工磁気フィールドは火星移植への解決策になるのかもしれません
 
Image Credit: NASA

2017/03/09
Soraeより

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