おうし座流星群の支流

Posted by moonrainbow on 16.2017 ニュース   0 comments   0 trackback
おうし座流星群を出現させる流星体の支流を新発見

2015年10月31日にとらえられたおうし座流星群の火球の一つ
おうし座流星群の火球。2015年10月31日にとらえられたおうし座流星群の火球の一つ(提供:プレスリリースより)

おうし座流星群を出現させる新たな流星体の流れの存在が示されました。その中には数十mから数百mサイズの天体も含まれている可能性があります

流星群とは、彗星や小惑星などが放出した塵の流れの中に地球が突入することにより、同じような軌道を持つ複数の流星が見られる現象で、100個程度の存在が知られています

そのうちの一つ、おうし座流星群は毎年10月から11月にかけて活動を見せる流星群で、エンケ彗星から放出された塵がもとになっていると考えられています。例年の出現数はさほど多くはないが、数年に一度、活動が活発になる年があり、その際には特に「火球」と呼ばれるような明るい流星が多く出現します

2015年におうし座流星群が活発になった際、チェコ科学アカデミーのPavel Spurnýさんたちの研究チームはチェコ、オーストリア、スロバキアの15地点で観測された144個の火球について軌道を解析しました。

その結果、おうし座流星群を出現させる、エンケ彗星由来ではない新たな流星体(流星のもと)の流れがあること、その中には数mmサイズの小さい塵から、軌道が似た直径数百mサイズの小惑星も含まれていると考えられることがわかりました。小惑星2015 TX24や2005 UR、2005 TF50などが有力とされており、他にも未発見のものがあるかもしれないのです

この流星体の流れは太陽の周りを公転しているため、数年に一度の割合で地球がこの流れに3週間ほど接近すると、数十m規模の天体が地球に衝突する可能性が高まります。これらの天体はもろいが、サイズが大きいために地球に危険をもたらす可能性もあるそうです

論文では、地球に大きな被害を及ぼす可能性のある天体についてのさらなる研究が必要だと述べられています

2017年6月9日
AstroArtsより

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