FC2ブログ

火星の衛星と土星

Posted by moonrainbow on 18.2018 火星   0 comments   0 trackback
火星探査機「マーズエクスプレス」が火星の衛星と土星を撮影

Phobos and Saturn


2016年11月26日にマーズエクスプレスが取得したフォボスの画像から作られた動画(提供:ESA/DLR/FU Berlin, CC BY-SA 3.0 IGO、以下同)

探査機「マーズエクスプレス」が火星の衛星「フォボス」と「ダイモス」を撮影した画像が公開されました。背景に10億km彼方の土星も写っています

火星には2つの衛星「フォボス」と「ダイモス(デイモス)」が存在します。様々な探査から衛星の大きさや外観などの情報が得られているものの、その起源や形成過程、表面の物質といった点ではわからないことも多く、好奇心をかき立てられる天体です

2003年に打ち上げられ同年末に火星に到着したヨーロッパ宇宙機関の探査機「マーズエクスプレス」は、14年以上にわたって火星やフォボス、ダイモスの探査を続けています。火星の両極上空を通過するような楕円軌道で周回探査を行っているマーズエクスプレスは、衛星フォボスに周期的に150km以内まで大接近して観測することが可能という利点があります

動画は2016年11月に、マーズエクスプレスが高解像度ステレオカメラを使って撮影したフォボスの画像30枚をつなげたものです。フォボスが移動していく様子がわかるが、上方に小さく土星もとらえられています。このとき土星までは約10億km離れていますが、環があるのもわかります。こうした画像を撮影するには、土星や背景の星々に対する衛星の位置を精確に知る必要があり、マーズエクスプレスの探査などによって数kmの精度で位置が計算されています

マーズエクスプレスの探査では、フォボスの表面がでこぼこした不規則なものである様子も詳細にとらえられており、直径9kmの「スティックニー・クレーター」もよくわかります。スティックニー・クレーターの大きさはフォボスの直径26kmの約3分の1もあり、母天体に対する大きさの比が太陽系内で最大級の衝突クレーターです

フォボス
フォボス
2017年9月12日に撮影されたフォボス。左上の暗い部分がスティックニー・クレーター

もう一つの衛星ダイモスと土星の2ショット画像も公開されています。ダイモスの直径は約6.2kmでフォボスよりもさらに小型の衛星です

ダイモスと土星
ダイモスと土星
2018年1月15日に撮影されたダイモスと土星

将来にはフォボスからサンプルを採取して地球へ持ち帰るミッションも計画されているなど、フォボスとダイモスは今後も探査対象として重要な天体です。またフォボスは火星に近く、常に同じ面を火星に向けていることから、火星の表面や大気を長期的にモニタリング観測する場所として最適と考えられています。マーズエクスプレスは、こうしたミッションの準備にとって重要となる衛星の位置、表面、地形の組成に関するより良い理解を目指して、今後も観測を続けていきます

2018年3月8日
AstroArtsより

  • password
  • 管理者にだけ表示を許可する

trackbackURL:http://earth38moon.blog115.fc2.com/tb.php/8408-365ba48d

プロフィール

moonrainbow

Author:moonrainbow
昔、"地球の旅人"の頃




服と鞄と雑貨の販売をしています

カテゴリ

カレンダー

11 | 2018/12 | 01
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード