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土星探査機カッシーニからの贈り物は宇宙の音

Posted by moonrainbow on 23.2018 太陽系   0 comments   0 trackback
土星とその衛星エンケラドスとの間に流れるプラズマ波をオーディオ化

土星とエンケラドスの間に流れる宇宙の音

 土星探査機カッシーニは、20年に及ぶ長い役目を終え、2017年9月15日、土星の大気に突入し燃え尽きました。そのグランドフィナーレで、NASAは最後の記録を行ないました

 カッシーニが集めた豊富な情報のおかげで、NASAの科学者は土星とその衛星エンケラドスとの間でプラズマが作用する様子を捉えることに成功。それは双方の間の磁力線に沿って、まさに電気回路のようにプラズマの波が移動する様子です

 このプラズマのデータをオーディオファイルに変換したところ、実に奇妙な「ビュウビュウ」と鳴る音が完成しました。 

 土星とエンケラドスの間に流れる宇宙の音です

Sounds of Saturn: Hear Radio Emissions of the Planet and Its Moon Enceladus


※この動画は16分のものを28.5秒に圧縮し、周波数は5分の1に減らしたものだ。
Sounds of Saturn: Hear Radio Emissions of the Planet and Its Moon Enceladus

カッシーニがとらえた可聴域の電磁波

 NASAの説明によると、カッシーニはラジオが電磁波を番組に変換するのと同じように、可聴域の電磁波を捉えました

 米アイオワ大学の惑星科学者アリ・スライマン氏は、「エンケラドスは土星を周回する小さなジェネレーターで、持続的なエネルギー源となっています」と話しています

 「今回、土星が、遠く離れたエンケラドスにつながる磁場線を通じて、プラズマ波のシグナルを放ち反応していることが分かりました」

3_e1土星とエンケラドスの間に流れる宇宙の音1

カッシーニがその役目を終える直前の出来事だった

 月とは違い、エンケラドスは土星の磁場にどっぷり浸かっており、地質学的にきわめて活発です。土星周囲の環境に蒸発し、イオン化する水の源であることも知られています

 月の場合、地球とそのような作用はありません
 
 カッシーニがこのプラズマ波を記録したのは2017年9月2日のこと。その役目を終えるわずか2週間前のことです

 太陽系の深淵で20年を過ごしたカッシーニだが、2017年9月15日、土星へ向かって最後の接近を行い、その大気に突入。小惑星と同じように燃え尽きました

土星とエンケラドスの間に流れる宇宙の音2

 宇宙空間に放置するのではなく、このように処理した理由は、生命の発見が期待されるエンケラドスやタイタンを汚染しないためです

 カッシーニは1997年10月15日に打ち上げられた。土星の軌道に進入したのは、2004年6月30日のことです。最大の成果は、エンケラドスを覆う海と熱水活動の発見ならびにタイタンの液体メタンの発見です

2018年07月13日
カラパイアより

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