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浮遊惑星「SIMP J01365663+0933473」

Posted by moonrainbow on 17.2018 浮遊惑星   0 comments   0 trackback
20光年先に恒星を周回せずに漂流している「浮遊惑星」が存在

[SIMP J01365663+0933473」のイメージ図
「SIMP J01365663+0933473」のイメージ図/Chuck Carter/NRAO/AUI/NSF

地球から20光年離れた宇宙空間に、恒星を周回せずに宇宙空間を漂う「浮遊惑星」とみられる天体が存在すると学術誌「アストロフィジカルジャーナル・サプリメントシリーズ」にこのほど、論文が発表されました。この天体の磁場を分析した結果としています

天体の名称は「SIMP J01365663+0933473」。質量は太陽系最大の惑星である木星の12.7倍で、磁場の強さも木星の200倍以上です

表面温度は815度を超えます。ただこれは、約5500度に達する太陽の表面温度に比べれば「寒冷」と言えます

太陽系外に存在するこうした天体の磁場を電波望遠鏡で検知・測定したのは今回が初めてです。米ニューメキシコ州にあるカール・ジャンスキー超大型干渉電波望遠鏡群の観測所を使って突き止めました

この天体は惑星以外には、褐色矮星(わいせい)である可能性も指摘されてきました

褐色矮星は通常、惑星としては質量が大きすぎるものの、恒星のエネルギー源となる水素核融合のプロセスを維持できるほどの質量がない天体とみなされています。理論的には1960年代から存在が予想されていましたが、95年に初めて発見されました

論文の著者であるアリゾナ州立大学のメロディー・カオ氏は今回の星について、惑星と褐色矮星のちょうど境界に位置づけられる天体との見方を示しています

この天体が2016年に他の4つの褐色矮星と一緒に見つかった際、その年齢は今回の測定よりも古く、質量もより大きいとみられていました

しかし科学者のチームが昨年、実際には若い恒星群の一部であり、質量も当初の想定より小さいことを発見。質量を特定した上で、自由浮遊惑星の可能性があると突き止めたのです

2018年8月8日
CNNより

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