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天の川銀河の衛星銀河の一部が宇宙が1億歳だった時の銀河

Posted by moonrainbow on 04.2018 宇宙の誕生   0 comments   0 trackback
天の川銀河の周りに存在する宇宙最古の銀河

衛星銀河の分布
コンピューターシミュレーションで再現された衛星銀河の分布。青い円内は明るめの銀河、白い円内は超低光度の銀河(提供:Durham ICC/HITS/MPIA/Auriga/S. Bose et al.)

天の川銀河の衛星銀河の一部が、宇宙がわずか1億歳だったころに形成された宇宙最古の銀河らしいことが明らかになりました

米・ハーバード・スミソニアン天体物理学センターのSownak Boseさんたちの研究チームにより、天の川銀河の周囲を公転する小さい衛星銀河のうちのいくつかは宇宙の歴史の中で最も初期のころに形成された、宇宙最古の銀河であることが示唆されました

Boseさんたちは以前の研究で銀河形成をモデル化し、「再電離」と呼ばれる物理過程の影響が矮小銀河の光度関数(どのくらいの明るさの銀河がどのくらいの数存在するか)に現れることを示しました。そして、この光度関数の形が、谷で区切られた、非常に暗い矮小銀河の山と明るい矮小銀河の山のようになることを明らかにしたのです

このモデルの予測と、天の川銀河などの衛星銀河の観測から得られた光度関数とは、よく一致しています。この理論どおりに矮小銀河の形成が起こったと考えると、非常に暗い矮小銀河は「宇宙の暗黒時代」の終わりごろ、宇宙誕生から1億年後くらいにあたる時期に作られたもので、それよりは明るい矮小銀河はさらに数億年後の時期に作られたものとみられます

天の川銀河の衛星銀河では、「Segue-1」「うしかい座矮小銀河」「きょしちょう座矮小銀河II」「おおぐま座矮小銀河I」といった矮小銀河が非常に暗く、先の年代に作られたグループのものと考えられます。つまり、天の川銀河のすぐそばに、宇宙の歴史の中で最初期に作られた矮小銀河が存在しているということになります

「今回の成果は、天の川銀河の周りに存在する最小クラスの矮小銀河の観測が、どのように初期宇宙の理解に役立つのかということを示す、素晴らしい一例となりました」(英・ダラム大学コンピューター宇宙論研究所 Alis Deasonさん)

2018年8月23日
AstroArtsより

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