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超新星2012au

Posted by moonrainbow on 27.2018 宇宙   0 comments   0 trackback
爆発から6年経っても見えている超新星2012au

銀河NGC 4790
超新星2012au
(左)超新星2012auが出現した銀河NGC 4790。(右上)2001年撮影(超新星が現れる前)、(右下)2013年撮影(提供:NASA, ESA, and J. DePasquale (STScI))

2012年に発見された超新星2012auは、爆発から6年後の今も見えています。その明るさを維持しているのは、爆発後に残された中性子星が作るパルサー星雲かもしれないのです。

2012年3月、おとめ座の銀河NGC 4790に超新星2012au(SN 2012au)が出現しました。こうした超新星の明るさは数か月から数年かけて徐々に暗くなっていくが、SN 2012auは爆発から6年経った今でも観測可能な明るさを保っています

SN 2012auは、多くの点で通常とは異なる、一風変わった超新星であることが知られてきました。超高光度超新星と呼ばれるタイプの超新星ほどは明るくないものの、非常に高エネルギーで長続きし、減光がゆっくりでした

「爆発前の星が放出していた水素ガスと超新星爆発とが何らかの相互作用を起こしていない限り、爆発後これほど長期にわたって超新星の姿が見え続けた例は、他に見たことがありません。しかし、SN 2012auの観測データには水素の存在を示す特徴が見られません。この天体は何かによってエネルギーを得ていることになります」(米・パデュー大学 Dan Milisavljevicさん)

大質量星が崩壊するタイプの超新星爆発では、あとに中性子星が残されることがあります。その中性子星が磁場を持ち高速で自転すると、近くの荷電粒子を加速させ、電波やX線の波長で輝く「パルサー星雲」と呼ばれる天体となります。Milisavljevicさんたちによれば、そのようなプロセスがSN 2012auで起こった可能性があるというのです。「パルサー星雲が、爆発で放出された物質を照らし出す電球のような役割を果たすほど明るくなる、重要な瞬間です」(Milisavljevicさん)

Milisavljevicさんは、極端に明るかった他の超新星爆発の場所を観測し続ければ、同じような変化が見られるだろうと予測しています。「もし本当にパルサー星雲が爆発した星の中心に存在していれば、内側からガスを押し出して加速することも可能です。数年後に注意深く観測すれば、酸素の豊富なガスがもっと速く離れ去る様子が観測できるかもしれません」(Milisavljevicさん)

超高光度超新星は、重力波源やブラックホールの元である可能性や、ガンマ線バーストや高速電波バーストといった現象との関連から、注目されている天体です。そのため、超高光度超新星の基本的な物理を理解することが重要だが、非常に遠くで起こる比較的珍しい現象であるために観測が難しいのです。「超新星爆発は宇宙における基本的なプロセスです。酸素や鉄など人間に欠かせない元素も超新星爆発が起源です。ですから、この宇宙の住人である私たちにとって、そのプロセスを理解することが重要なのです」(Milisavljevicさん)

2018年9月20日
AstroArtsより

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