FC2ブログ

火星探査車「キュリオシティ」の到着地点のシャープ山の裾野地域

Posted by moonrainbow on 10.2019 火星   0 comments   0 trackback
火星探査車「キュリオシティ」が来た道は、意外に低密度の地だった

シャープ山
ゲール・クレーターの中央にそびえるシャープ山。キュリオシティは右下の水色の線から登ってきた(提供:NASA/JPL-Caltech/ESA/DLR/FU Berlin/MSSS)

火星探査車「キュリオシティ」が数年にわたって走行してきたシャープ山のふもとが、意外に密度の低い場所であることがわかりました。クレーターの中央にあるこの山がどのように出来たのかを探るヒントになる成果です

2012年から火星の赤道付近で活動中のNASAの探査車「キュリオシティ」は、直径154kmのゲール・クレーターの中心にある高さ5000mのシャープ山の裾野を2014年から登り続け、その途上で地表の撮影や岩石の掘削分析など様々な調査を行っています

そのキュリシティに搭載された加速度計のデータから、シャープ山の生成の謎に関する興味深い発見がもたらされました。2012年から2017年にかけて取得した700回の計測結果から、キュリオシティが地表から受ける重力が予想以上に小さいことがわかったのです。これは、これまで辿ってきたシャープ山の裾野地域の密度が1立方mあたり1.5t~1.8t程度と予想以上に低いことを意味します

シャープ山は、もともとゲール・クレーターを覆っていた堆積物が長年の侵食作用で削られて形成された、という説がありますが、その堆積物がどのくらいの量だったかはわかっていないのです。もし堆積物がクレーターいっぱいまで埋まるほどなら、大量の物質に圧縮されて密度が高くなるはずであり、今回のようなデータにならないのです。米・ジョンズホプキンス大学のKevin Lewisさんらによれば、この地を覆っていたのはせいぜい1、2kmの厚みの堆積物と推算されるという

火星有数の巨大な山にはこの他にも多くの謎が秘められているようです。キュリオシティは山のふもとから350mほど登った北側の尾根「ヴェラ・ルービン・リッジ」に2017年9月から滞在していましたが、2019年2月から尾根を南側に下って粘土鉱物の多い場所に向かい、かつてその場所にあったとされる湖の痕跡を探ります

キュリオシティの自撮り画像
1年半滞在した「ヴェラ・ルービン・リッジ」の風景を背にしたキュリオシティの自撮り画像。1月15日撮影(提供:NASA/JPL-Caltech

2019年2月1日
AstroArtsより

  • password
  • 管理者にだけ表示を許可する

trackbackURL:http://earth38moon.blog115.fc2.com/tb.php/9123-0df3e7ee

プロフィール

moonrainbow

Author:moonrainbow
昔、"地球の旅人"の頃




服と鞄と雑貨の販売をしています

カテゴリ

カレンダー

11 | 2019/12 | 01
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード