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2050年までに火星都市建設は可能

Posted by moonrainbow on 05.2019 火星   0 comments   0 trackback
イーロン・マスクがツイッターでコメント

火星に都市
image credit:Watch Elon Musk Reveal SpaceX's Most Detailed Plans To Colonize Mars

 イーロン・マスクがCEOを務める宇宙ベンチャー企業「スペースX」の宇宙船「ドラゴン(Dragon)」が2019年3月3日に、国際宇宙ステーション(ISS)へのドッキングに成功したというニュースは世界中に報じられました

 だがそれははじまりにすぎないのです。民間の火星移民構想を掲げるイーロン・マスクは、本気で火星に都市を作りたいと考えています。しかもそれは、あと30年もあれば実現できるそうです

5年後に取り掛かって、軌道同期を10回も利用すれば、2050年までには自給自足できる都市を火星に建設できます

 下記はマスク氏が自身のツイッターで発言したことです

Elon Musk

@elonmusk
返信先: @WorldAndScienceさん
It’s possible to make a self-sustaining city on Mars by 2050, if we start in 5 years & take 10 orbital synchronizations

37,320
8:54 - 2019年3月26日
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火星への未来を担う宇宙船「スターシップ」

 計画の中心的な存在は、スペースXが開発する宇宙船「スターシップ」です

 ボディはステンレス製で、乗員100名を運ぶことができる大型宇宙船ですが、ユニークなのはロケット推進剤を使う従来の宇宙船と違い、液体酸素とメタンを使うラプターエンジンを搭載することです。 

 じつはこのエンジンが鍵を握っています

 というのも、このエンジンならば、火星から地球に帰還するための燃料を火星の工場で用意できるのです。そしてさらに、これが可能ならば、火星を中継地点として、さらに遠方まで宇宙を旅することもできるようになるのです

Why SpaceX Built A Stainless Steel Starship



軌道同期とは何か?

 イーロンのツイートの中で言及している「軌道同期(orbital synchronization)」は、軌道の中心となる重力体の自転周期と軌道を描く物体の公転周期が同一になる軌道のことです

 地球と火星が最接近するタイミングは26ヶ月に一度生じます

 これは2つの惑星が楕円軌道を描くために生じる現象で、お互いが5450万キロまで近づくために、打ち上げにはぴったりなタイミングです

 6万年ぶりの接近を果たした2003年など、これまでのNASAの打ち上げスケジュールを見てみれば、まさにこのタイミングで火星へ向けてロケットが発射されてきたことがわかります

 スペースXでも、これを利用しようと考えており、次の2022年や2024年の軌道同期に狙いを定めます。そして、これは2017年の国際宇宙会議でマスク氏が熱く語った計画でもあります

Watch Elon Musk Reveal SpaceX's Most Detailed Plans To Colonize Mars



 そのときの説明によれば、まず2022年に火星へ向けて2機の無人スターシップが出発。これらはそれぞれ100トンの物資を運ぶことが可能で、有人飛行の足がかりを作ることが目的です

 そして最初の有人ミッションは、2024年に訪れる軌道同期のタイミングとなります。このときは、人を乗せた宇宙船2機と無人の宇宙船2機が打ち上げられます

 これら計6機の宇宙船が運搬できる物資は、国際宇宙ステーションの重量のおよそ2倍です

 だが、マスク氏は、この計画が大きな賭けであることも認めています

 以前ニュースでも報じられたとおり、2023年に6~8名が月旅行へ打ち上げられる予定です。そして、この月旅行がスターシップの初ミッションになるとほのめかされています。ならば2022年に打ち上げられる見込みは薄いのかもしれないのです

astrum
@AstrumFun
· 2019年2月11日
返信先: @elonmuskさん、5さん、他人
Will the Moon be Starships first mission or will you directly send it to Mars with supplies for future colonies?

Elon Musk

@elonmusk
Moon first, Mars as soon as the planets align

1,646
14:55 - 2019年2月11日
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203人がこの話題について話しています

・月がスターシップの初ミッション? それとも火星に直接物資を送るの?
・月が最初だ。火星は惑星が並んだらすぐにでも


火星都市建設のコンセプトは拡張

 各軌道同期のタイミングで行われる火星都市の建設は、まず生命維持装置や燃料生産設備の設置から始められ、それに次いで居住施設や実験施設の建設が行われます

 マスク氏によれば、順調に行けば、今から7~10年でコロニーが形になるという
 
 すると今度は、リサイクルシステムや移動手段といった快適な生活を送るための設備建設に移ります。そして、ここまでくれば、火星の調査も実施できるようになり、かつて火星に生命はいたのか? といった疑問に答える研究も進められるでしょう

火星に都市1
image credit:photo by youtube

 スペースXの火星開発主任技師ポール・ウースター氏によれば、基本となるアイデアは拡張であるという

 つまり最初は単なる前哨基地のようなものかもしれないが、そこからさらに大きな基地へ発展させ、村から町へ、町から都市へ、1つの都市から複数の都市へといった具合に少しずつ成長させていくのです

 そして2018年のSXSWでマスク氏は、開発が進んだ火星の統治について、最初は直接民主制のような政治が敷かれるだろうと予測しています

 なお、マスク氏自身が火星を訪れるかどうかは、70パーセントの確率だそうです

火星に都市2
image credit:photo by youtube

スペースXの現在

 次のステップは、スターシップのテスト飛行です。すでにテキサス州ボカ・チカにある試験施設には、そのミニバージョンである「ホッパー」が鎮座しています

 ステンレスボディのホッパーを一目見れば、未来を感じることができるが、しかし窓など、完成版には備え付けられるパーツがなかったりする、いわば簡易版です

 ホッパーには3基のエンジンが搭載されているが、計画ではそのうちの1つを使って、ちょっとした離陸を完璧にできるようにします。3基すべてを点火し、準軌道まで打ち上げるのはその後です

火星に都市3
SpaceXのスターシップ「ホッパー」

 そして、この実験が完了した時点で、今度は軌道を飛行できるスターシップのプロトタイプ開発が着手されます。それは早ければ2020年のことかもしれないのです

 そして、最終バージョンでは、スーパーヘビー・ブースターに31基、スターシップの機体に7基のエンジンが搭載されることになるはずです

 ラプターエンジンの開発が順調に行きさえすれば、完成したスターシップの飛行もそう遠い未来の話ではないのです

References:SpaceX: Elon Musk Explains How "It’s Possible" to Build a Mars City by 2050 | Inverse/ written by hiroching / edited by parumo

2019年3月30日
カラパイアより

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