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渦巻銀河「UGC 2885」

Posted by moonrainbow on 11.2020 銀河   0 comments   0 trackback
1兆個の星々が輝く巨大銀河、ハッブル宇宙望遠鏡が撮影

渦巻銀河「UGC 2885」
渦巻銀河「UGC 2885」(Credit: NASA, ESA and B. Holwerda (University of Louisville))

無数の星々が大きな渦を描き出しているこちらの銀河は、ペルセウス座の方向およそ2億3200万光年先にある渦巻銀河「UGC 2885」です。「ハッブル」宇宙望遠鏡の広視野カメラ3(WFC3)によって撮影されました

UGC 2885は巨大な銀河です。太陽系がある天の川銀河は円盤部の直径が約10万光年とされていますが、UGC 2885はその2.5倍のサイズを持っています。銀河に含まれる星の数に至っては天の川銀河の10倍、およそ1兆個に達するとみられています。

銀河の中心に対して左側に、円盤の一部が強く輝いているような部分がありますが、これは天の川銀河の恒星が重なって見えているものです。画像では4本の針状の光をともなう星が幾つも確認できますが、これらはいずれも天の川銀河に属する恒星です。

Benne Holwerda氏(ルイビル大学、アメリカ)らの研究チームは、UGC 2885がここまで大きく成長した謎の解明に挑んでいます。

UGC 2885は他の銀河から離れた広大な銀河間空間に孤立して存在しているため、大きな銀河どうしの衝突・合体によって成長する機会はあまりなかったとみられています。代わりに、UGC 2885は星の材料となる水素ガスを銀河間空間から取り込み続けることで「ゆっくりと成長しているようだ」とHolwerda氏はコメントしています。

いっぽう、研究チームがUGC 2885のハロー(銀河ハロー)に存在する球状星団の数をハッブル宇宙望遠鏡の観測データをもとに算出したところ、過去にUGC 2885へと落下した小さな銀河から捕獲された星団が含まれている可能性も示唆されています。今は孤立しているように見えるUGC 2885ですが、かつては周囲に幾つかの伴銀河が存在していたのかもしれません。

なお、UGC 2885は、銀河の回転速度から暗黒物質(ダークマター)の存在に迫った天文学者Vera Rubin(ヴェラ・ルービン)氏にちなんで、「Rubin’s galaxy(ルービンの銀河)」とも呼ばれています


Image Credit: NASA, ESA and B. Holwerda (University of Louisville)

2020-01-06
Soraeより

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